【食からひもとく世界 vol.22】草食動物の牛に穀物や豆を強制的に食べさせるには、薬が必要 2023/04/10 【連載】食からひもとく世界, 未来食創始者大谷ゆみこ 1960年代の合衆国では、農業革命の結果、さばけない余剰穀物の処理に困っていました。 減反政策に巨費を投じても当時5000万トン以上の穀物が余っていました。 その浪費策として一番有効な方法が、牛の胃袋で消滅させる方法でした。… 続きを読む
【食からひもとく世界 vol.21】合衆国で過剰生産穀物の浪費策として始まった牛肉食の奨励 2023/04/05 【連載】食からひもとく世界, 未来食創始者大谷ゆみこ 1971年『DIET FOR SMALL PLANET-High Protein Meatless Cooking』がアメリカで出版され、ミリオンセラーになりました。 著者は飢餓と食料問題の世界的研究者のフランシス・ムア・ラッペという女性です。 1982年には『小さな惑星の緑の食卓』として日本でも出版されました。 著者は、肉中心のアメリカ型の食事にはタンパク質の浪費が… 続きを読む
【食からひもとく世界 vol.20】料理に関する日本語が表す意味を和語から読み解く 2023/03/30 【連載】食からひもとく世界, 未来食創始者大谷ゆみこ 切る/キル:「キ エネルギー」を「ル 分断する」 剥く/ムク:「ム 立体構造」の外側を覆っているものを「ク 取り去る」 煮る/ニル:エネルギーを「ニ 定着」させる 炊く/タク:火や香りが現象に出た食材を組み合わせてある状態にする、高度に作り上げる(匠)… 続きを読む
【食からひもとく世界 vol.19】現代版和食「未来食つぶつぶ」と日本語の原点「和語(ワのコトバ)」の融合 2023/03/28 【連載】食からひもとく世界, 未来食創始者大谷ゆみこ 庶民の日常生活の中で精錬されて伝えられてきた和食の伝統技を現代生活や現代の感覚に合うようにデザインした食のシステムが「未来食つぶつぶ」です。 そして、この世界の発生と循環の物理を伝えるために生まれた日本語の原点が「和語(ワのコトバ)」です… 続きを読む
【食からひもとく世界 vol.18】激辛食、糖質抜き、過度な減塩、果物食、ローフードは、生命のしくみに反している 2023/03/23 【連載】食からひもとく世界, 未来食創始者大谷ゆみこ 辛いという味覚は、五味に入っていません。冷たさと同じ痛覚としての刺激です。 同じ甘味でも砂糖や果糖の甘味はデンプンより強烈で、果糖が多い果物ほど冷やすと甘くなります。 辛い味や冷たい甘さや果物ばかり食べていると… 続きを読む
【食からひもとく世界 vol.17】5つの味覚を調理によってバランスよく整えることで健康を保つ 2023/03/16 【連載】食からひもとく世界, 未来食創始者大谷ゆみこ 「甘味」は体温と同じ温度の時に最高潮になり、低温に向かっても高温に向かっても弱まります。だからお母さんの体から出てくるおっぱいは最高に甘いのです。お櫃に移して粗熱の取れたごはんがおいしいのです。 「塩味」は冷たくなるほどきつく感じ、温めると柔らかく感じます。だから味噌汁は熱々がおいしいのです。 「酸味」は… 続きを読む
【食からひもとく世界 vol.16】味覚は生きのびるためのセンサー/体を守る5つ(3+2)の味覚 2023/03/09 【連載】食からひもとく世界, 未来食創始者大谷ゆみこ 体に必要な食べ物を求め、危険な食べ物を見分けるために舌には5つの味覚が搭載されています。 大地のおっぱいであるデンプンというエネルギー源を見分ける「甘み」、海のミネラル補給のための「塩味」、体を作る材料であるアミノ酸補給のための「旨味」が、必須の栄養を取るための3大味覚で、「酸味」は水素イオンの発生を知らせる腐敗のシグナル、「苦味」は毒素の警告という危険察知味覚です。 甘い味を求めるのは… 続きを読む
【食からひもとく世界 vol.15】料理は創造の源からのエネルギーを引き出す術 2023/03/02 【連載】食からひもとく世界, 未来食創始者大谷ゆみこ キッチンは、森羅万象を生み出した源と直接つながっている空間です。 水の力、火の力、生命エネルギーに充ちた食材たちがイキイキと変容しキラキラと輝き出すプロセスを通して、いつでも見えない世界の存在やエネルギーの生まれる仕組みを垣間見ることができます… 続きを読む
【食からひもとく世界 vol.14】食材+水+火→プラズマ→料理 2023/02/28 【連載】食からひもとく世界, 未来食創始者大谷ゆみこ 料理は、個体として完成した食材に、液体である水のエネルギーと、気体である火のエネルギーを合わせることで、一部をプラズマ状態に戻して、新しいエネルギー構造物としての料理を再構築して出現させる技術です。 続きを読む
【食からひもとく世界 vol.13】キッチンは自然科学、生命科学のライブシアター 2023/02/22 【連載】食からひもとく世界, 未来食創始者大谷ゆみこ 私たちが住む地球は、太陽が源からのエネルギーで生み出すプラズマから、気体である「大気層」と液体である「海」と固体である「大地」を生むことで誕生しました。 そして、今も、同じプロセスで、様々な物質や動植物を生み出しています。 地上のあらゆる物質は… 続きを読む