【食からひもとく世界 vol.20】料理に関する日本語が表す意味を和語から読み解く
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこ公式ブログ「輝いて生きる 〜食と生き方のレシピ〜」の連載記事「食からひもとく世界」を編集して掲載しています。連載一覧はこちら
未来食創始者 大谷ゆみこ
日々、つぶつぶ料理を楽しむ感動のプロセスからの小さな気づきがいつしか、この世界の仕組みを知ることとつながっていました。
私の手で、生命エネルギーを思うように扱える楽しさ。その結果を予期する楽しさ。エネルギーに満ちた言葉に表せない「うまさ!」を口にした時の全身が小躍りするような満足感!その幸せを分かち合う歓び、伝えます。
切る/キル
「キ エネルギー」を「ル 分断する」
剥く/ムク
「ム 立体構造」の外側を覆っているものを「ク 取り去る」
煮る/ニル
エネルギーを「ニ 定着」させる
炊く/タク
火や香りが現象に出た食材を組み合わせてある状態にする
高度に作り上げる(匠)
焼く/ヤク
日や火で「ヤ 極限」まで変化させる
蒸かす/フカス
蒸気でふくれさせる
練る/ネル
現象を生みだしている源との行き来によって精錬される
粘る/ネバル
練ることによって現象を生みだしている源と繋がり、生命力が増え、その性質である粘性が出る
擦る/スル
現象を生み出している源と接する(他と接しながら力を入れてこする)擂るはつぶして細かくする 磨るは他が磨かれること
伸す/ノス
平らな状態にする「ノ 変遷」
浸す/ヒタす
完全に水に浸ける
漬ける/ツケル
「ツ 個々」の「ケ 変化」
竈/カマド
「カマ 現象を生み出している源」のエネルギーを「ド 統合する」場
鍋/ナベ
現象を生み出している源のエネルギーを取り入れる調理具「ナ 行き着くまで」、食材を「べ 変化させる」道具
つづく
大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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