【食からひもとく世界 vol.17】5つの味覚を調理によってバランスよく整えることで健康を保つ
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこ公式ブログ「輝いて生きる 〜食と生き方のレシピ〜」の連載記事「食からひもとく世界」を編集して掲載しています。連載一覧はこちら
未来食創始者 大谷ゆみこ
日々、つぶつぶ料理を楽しむ感動のプロセスからの小さな気づきがいつしか、この世界の仕組みを知ることとつながっていました。
私の手で、生命エネルギーを思うように扱える楽しさ。その結果を予期する楽しさ。エネルギーに満ちた言葉に表せない「うまさ!」を口にした時の全身が小躍りするような満足感!その幸せを分かち合う歓び、伝えます。
「甘味」は体温と同じ温度の時に最高潮になり、低温に向かっても高温に向かっても弱まります。だからお母さんの体から出てくるおっぱいは最高に甘いのです。お櫃に移して粗熱の取れたごはんがおいしいのです。
「塩味」は冷たくなるほどきつく感じ、温めると柔らかく感じます。だから味噌汁は熱々がおいしいのです。
「酸味」は温度に左右されません。
「苦味」は少量摂ることで薬効があるという面も持っているので、大人になるに従って味覚が発達しておいしいと感じるようになります。体温以下低温までで強くなり、高温で弱くなります。一般に冷めた料理がまずいのは、温かい時にちょうど良かった「苦味」と「塩味」が合わさって強烈化するからです。
温かいご飯に熱い味噌汁、冷たい漬物におひたしや薬味の食卓は、5つの「味覚」が整っているので、最高においしいのです。
つづく
大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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