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未来食つぶつぶ 公式ブログ

23年ほぼ自給生活!台所から畑をデザインして世界を変える。
つぶつぶ栽培者ネット 雑穀栽培者紹介
大島勉さん、大島五月さんインタビュー


(写真中央下が大島勉さん)

毎年4月に開催する「ライフシードキャンペーン」にちなんで、本記事ではつぶつぶ栽培者ネット雑穀栽培者のおおしま農縁 大島勉さん、大島五月さんのインタビューをお届けします。

雑穀と共に消滅した、食と農と暮らしの繋がりを取り戻す!
「ライフシード」の意味は「いのちの種」

つぶつぶ雑穀は、一粒万倍の生命力を持ついのちの種です。

「播かぬ種は生えぬ」と一言いますが、種を播き、最低限必要なサポートをして、あとは、大地の力、太陽の力、風の力を得て、種自身に込められた生命力が万倍の種を生みます。

ヒエ・アワ・キビなど、多様な穀物の生命エネルギーに満ちた粒を、一度に1万粒食べる食生活が私たち人間を支えてきました。

しかし、40年前には、ほとんどの日本人が雑穀の存在と共にごはんを食べる意味をすっかり忘れてしまいました。

現代に「雑穀」を復活させることで食べ物との本来の関係を取り戻せるのではないかと、1995年に「ライフシードキャンペーン」の呼びかけがスタートしました。

そして、2023年にはFAO世界食糧機関が「国際雑穀年」として世界中でのムーヴメントが起こっています。

自給を可能にしているのは、何を食べたいかを考え、それに基づいて畑をデザインするという“食卓から作付けを考える”方法

こんにちは、おおしま農縁を営んで24年の大島勉です。新潟県関川村という縄文土器がたくさん発掘される土地で雑穀を中心とした農業を営んでいます。

実は自然食に早くから目覚めていた妻のほうが先に雑穀にほれ込んだのですが、それから思い切って有機栽培農家から雑穀農家に転じました。

「本気で自給したい人のための雑穀栽培講座」開講にあたってお話しさせていただきます。

おおしま農縁では、雑穀と野菜を栽培しています。自分の住む流域にあるたくさんの命が連動して循環するという自然の姿をよく見て、それに倣った暮らしを日々家族と周囲の仲間たちと一緒に楽しんでいます。妻の五月はつぶつぶ料理コーチとして「つぶつぶ料理教室はっぴいクッキング」を運営しています。畑と台所、二人三脚で育ててきました。

今は二十歳になったうちの長男が手に負えない重度のアトピーで生まれたことから我が家の未来食生活が始まりました。「有機野菜作っているのに、なんで?」、それで未来食創始者の大谷ゆみこさんと郷田さんが営む「山形・いのちのアトリエ」に相談に行ったのです。未来食を実践して数ケ月でアトピーが全快した衝撃から、畑と食卓のつながりの大切さに目覚めました。

台所から畑をデザインする

おおしま農縁では、台所から畑をデザインしています。畑作業は何を食べたいかっていうところから始まるんです。未来食レシピの中から食べたい料理を思い浮かべながら、それに従って何をどれだけ作るか決めて畑をデザインし、農耕暦という計画書を作ります。

メインの栽培作物は雑穀です。キビ、アマランサス、粒そば、高キビ、うるちアワ、などの雑穀と野菜を組み合わせた毎回感動するおいしさの料理を食べる毎日から、穀物が7の野菜が3じゃないかということが見えてきました。

この比率で台所がなってるんであれば、そのまんま畑もこうやってデザインしちゃおうっていうのがおおしま流です。だから栽培は雑穀が7、8割たくさん作っています。

おおしま農縁の舞台は越後の河岸段丘の一部で、縄文土器がいっぱい出てくる真っ黒な土の大地です。縄文テラスと名付けています。雑穀っていうのは、日本列島の先住民の主食です。この縄文テラスに雑穀を復元しちゃおうということをやり始めて23年たっています。

アメリカの大学卒業後、Uターンして関川村に帰ってきた

私(大島勉)は農家の生まれなんですけれども、中学、高校のときにふわっと、環境問題とか民族紛争、差別の問題だとかをみて「いや、本当に大変な世の中だな」と。これってなんか資源の奪い合いなのかな、その中でも、「やっぱり食糧問題なのかな」っていうふうに、そっちのほうに興味がどんどんいくようになりまして、一生懸命勉強してみようということで、田心い切って選んだ大学というのがアメリカでした。

そこで、世界を展望してみたい、世界の皆さんがどんなことをしてるのかっていうのを学校にいながら学べないかなと思って、あちこち歩いてみました。卒業後はアメリ力に留まって有機農業の研究所に入りました。有機農業が大事な時代が目の前に来ているから、自分もそこの現場で活躍してみたいなと思って、そこに在籍することになったのです。

ところが、分析するっていう研究仕事がどうしても自分に合わなくて、自分のこれからの、そこでフイットするような姿が見えなかったのです。奪い合うことのない資源を管理することは研究とかではなくて農家生まれの自分だからこそ自分の手でできることで問題解決の一助になれるんじゃないか、つまり、自然資源管理って農業じゃないか、っていうふうに、あれほど嫌だった農家でしたが、「やっぱり農家かも」と思って、Uターンして関川村に帰ってきてそして現在に至ります。

実際戻ってみると、耕作放棄地だらけなんです、周囲が。でも、私たちが意図を持って真剣に臨んで、手を入れていく中で、いろんな仲間が集まって手伝ってくれるようになりました。

明治時代には日本で最も人口が多かった新潟県。当時の約9割が農民だった時代の日本総人口4000万人の約5%(180万人)が居住しながら列島国民を支えていたこの土地の底力は、自分で食べるものを作りたい、という私たちの思い、つまり食べたいものを自給するということを実現してくれているんです。


(大島五月さん)

本気で自給したいー人のための雑穀栽培講座1年コースをスタート

2023年に開催予定の「本気の雑穀栽培講座」は3月から始まります。初回、第2回で農耕暦を作るところまで一緒にやります。いつ何をしていくのかの設計図、農耕暦づくりは非常に口マンに満ちてます。雑穀が主役の未来食つぶつぶレシピの中から、お気に入り料理をどんどん書き出します。どんなつぶつぶ料理を、1年間、家族でどれくらい食べたいか。

そしてそれを実現させるために作戦を練るわけです。なぜやるのか。誰がやるのか。今どれだけの土地があるのか。これらが状況把握とマインドセットが整ったら、あとは今春から何をいつどのようにやるかの作業を年間力レンダーに落とし込みます。

5年後、10年後の計画と展望も描きながらやるので、今年はプランターからのスタートの方でも大歓迎なのです。

おおしま農縁では、いろんな状況下で栽培を実践そして考察を続けています。機械を使ったり、手でできることをしてみたり。今年からは不耕起栽培も始めます。参加者の方それぞれもさまざまな環境で栽培を始めることになるので、ご自分の土地にどう向き合い、手を入れていこうかと考えるための手掛かりを得ていただくことができます。

あなたの土地というのは、そもそも、がちがちなんですか、ふかふかなんですかと。これまでどう使われてましたか、あるいは全然使われてなかった土地ですか。また、周囲環境ですが、周りの自然地形やお隣さんとの人間関係などは?なども踏まえたうえで、どんな栽培方法で何を育ててみたいでしょうか等々、参加される皆さんの状況を鑑みて、うちの畑をつかって説明や提案させていただけると思っています。

おおしま農縁での圃場での取り組みを見ていただき、何かしらご自分にフィットするやり方や問題解決につながるヒントを掴んでください。さまざまな畑のいろんな状況下で、どうやったらもっと良くなるんだろうっていつも考えながらこれまでやってきました。

ポイントポイントで説明したいことが山ほどありますので、ぜひここで学んでいただくことをすぐにご自分のところへ持ち帰っていただき、雑穀栽培の成功の糧にしてもらいたいです。おおしま農縁23年の経験知と経験則で指導させていただきたいと思っています。

本来の食のあり方を取り戻すために

まずは暮らしの中に農を取り入れること。農とは抽象的なものでも概念でもなく、アクションなんです。そして何より自分の食べたいものを自給するということに尽きると、まずここからがスタートなんじゃないかって思って、今回の本気の雑穀栽培講座ではそのまま思いは伝えていくつもりです。

最後の写真は、2022年の収穫の様子です。豊穣の喜びにめっちゃ盛り上がってる光景です。この喜びのイメージをぜひ体験していただいて、ご自分の畑で実現していってもらえたらうれしいです。

 

春のライフシードキャンペーン2024
今年もはじまりました、ライフシードキャンペーン!
① 雑穀の種の配布
② 雑穀栽培体験×つぶつぶ料理レッスン
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つぶつぶは

  1. 私たちが雑穀につけた愛称
  2. 雑穀が主役のビーガン食スタイル「未来食」のこと
  3. 生命のルールにかなう生き方の提案
  4. 私たちフウ未来生活研究所の多彩な活動の愛称
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