南部いたふ|未来食つぶつぶ商品紹介 vol.6
未来食ショップつぶつぶでTOP3に入るほど人気の商品「南部いたふ」。つぶつぶでは、楽しく工夫して、薄切り肉やベーコン風、細切り肉のように使用したり、ヒエフィッシュ(雑穀 ヒエを使った白身魚風の料理)の皮として活用したりしています。簡単にボリュームのあるおかずが作れ、炒め物やメインディッシュに大活躍の、なくてはならない食材です。
「南部いたふ」がおいしいヒミツ
「板麩」といえば、山形県の庄内麩が有名ですが、石田製麩所が独自に開発した「南部いたふ」は、庄内麩よりもグルテンの割合が多いのが特徴。グルテンが少ない方が生地が伸びやすいので、作りやすく、コストも安いのですが、弾力のある板麩を作るため、石田製麩所ではグルテンの量を減らさず、膨張剤を使わずに、自然の力でふくらむように焼く作り方を守り続けています。
これが、プリプリしたお肉のような食感の秘密!「南部いたふ」でなければこのおいしさと食感は出せません。
また、グルテンの植物性タンパク質は、脳の働きに欠かせないアミノ酸濃度が高く、麩は古くから日本人の食生活に深く関わってきました。低カロリーで高栄養価、消化もいいので、ビーガンやベジタリアンの人にとっては、良質のタンパク源としてもオススメの食材です。
「南部いたふ」はどうやって作られているの?
まず、グルテンと小麦粉を混ぜ合わせ、よくこねて生地を作ります。その生地をお湯に入れ、機械を通して細く薄く伸ばしていきます。それを木の棒に巻き付け、遠赤外線効果のあるガスを使った機械で、回転させながら焼いていきます。筒状に焼きあがったものを棒から外し、一度蒸気で柔らかくして板状に伸ばし、さらに板の間に挟んで潰して完成です。
一番のポイントは、生地を棒に巻き付けるところ。隙間なくきれいな螺旋(らせん)状に巻き付けられるようになるには2〜3年かかると言います。熟練された従業員の方の手によって生地が棒になめらかに巻かれて行く様子は見とれてしまう美しさです。
また、生地をこねる時間や水分量は、気温や湿度によって調整が必要ですが、長年の感覚でわかるとのこと。人の手や感覚によっておいしく、美しい板麩作りが守られています。
石田製麩所の歴史
創業は1935年。創業者である石田健司さんが、第二次世界大戦の引揚者として二戸に戻り、板麩づくりを始めました。創業当時、二戸地方で板麩を作っているところはありませんでしたが、板麩製麩所から作り方の技術が広がり、その後10軒の製麩所ができました。
現在、石田製麩所では責任者の石田誠さんと、弟で営業担当の石田豊さん、従業員3名の計5名が働いています。誠さんが後を継いだのは、約40年前のことで、当時10軒あった製麩所は、今では3軒にまで減っていますが(2015年4月現在)、豊さんは、「おいしくて、健康なものをこれからも作っていく。」とおっしゃっています。
おいしい板麩がこれからもずっと受け継がれるように、日々の料理にどんどん活用してくださいね。
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