食品添加物がアレルギーの原因?気をつけるべき添加物と対処法
「特定の食品を口にすると、体調が悪くなる」
「肌荒れに悩んでいる」
このようなお悩みを抱えていませんか?
特定の食品を食べたときに症状が現れるのなら、食物アレルギーの可能性があります。しかしアレルギーを引き起こすものが、食品そのものとは限りません。
食品に含まれる添加物がアレルゲンとなることも考えられるのです。この記事ではアレルギー症状が起こりやすい添加物、含まれる食品例をご紹介します。
ぜひ最後まで読んで、健康的な食生活にお役立てください。
食品添加物がアレルギーの原因となることがあります
調味料や加工食品には、品質を維持するために多くの食品添加物が含まれていますが、食品添加物を多く摂取すると、たとえば蕁麻疹(じんましん)や皮膚炎、頭痛などのアレルギー症状の原因となることがあります。
あれを食べるとどうも痒みが…頭痛が…
など思い当たる方もいるのではないでしょうか。
もしご自身のアレルギー原因を確実に把握したいのであれば専門の医療機関での検査をおすすめしますが、まずはどのような添加物にどのような症状が出やすいのか、ご覧いただければと思います。
保存料・防腐剤
保存料は、食品の腐敗や変敗の原因となる微生物の増殖を抑制し、保存性を高める添加物です。微生物を殺すことを目的とした殺菌剤とは異なります。
(引用元:東京都福祉保健局)
自然本来のものは腐りやすいのが当然ですが、食品の保存性を高めるために、保存料や防腐剤が使われます。
なのに、よかれと思ってすることが原因となり人体に影響が出ることがあるのです。ワクチン接種により免疫が作られるものの、副反応も出るというのに似ていますね。
添加物の一例を見ていきましょう。
安息香酸、安息香酸ナトリウム(保存料)
使用例:キャビア、マーガリン、清涼飲料水、シロップ。安息香酸ナトリウムについては、菓子製造用の果実ペースト及び果汁
症状例:喘息、アトピー性皮膚炎
パラオキシ安息香酸エステル類(別名パラベン/防腐剤)
使用例:果実ソース、清涼飲料水、シロップ、果実や果菜の表皮への使用(化粧品や薬剤にもよく使われます)
症状例:喘息、蕁麻疹(じんましん)
甘味料・香料
食品に甘みや香りをつけるために使用される甘味料や香料も気をつけるべきですが、たとえば、以下に出てくる「サッカリン」は、砂糖の500倍ともいわれる強い甘味が特徴。中毒性や依存性という意味でも怖いですね。
サッカリン(人工甘味料)
使用例:漬物、粉末清涼飲料、魚介加工品、しょう油、つくだ煮、煮豆、ビン詰、缶詰など
症状例:蕁麻疹(じんましん)
アスパルテーム(人工甘味料)
使用例:ダイエット食品、清涼飲料水、菓子など
症状例:頭痛、めまい、不眠症、不安障害など
エリスリトール(人工甘味料)
使用例:低カロリー(ダイエット)食品、低カロリー(ダイエット)飲料、栄養ドリンク、菓子類、ワイン、洋酒など
症状例:蕁麻疹(じんましん)、急性アレルギー反応(アナフィラキシー)など
着色料
着色料は文字通り、食品に色をつけるための添加物です。
食用黄色4号(タートラジン)/黄色に着色
使用例:菓子類、飲料水、数の子、つくだ煮など
症状例:喘息、鼻炎、蕁麻疹(じんましん)など
コチニール色素(カルミン酸色素、カルミン酸、コチニール)/赤色に着色
使用例:清涼飲料水、酒精飲料、菓子類、食肉製品、かまぼこなど
症状例:喘息、鼻炎、蕁麻疹(じんましん)、急性アレルギー反応(アナフィラキシー)など
添加物を避ける、でも我慢しすぎも体に悪い
いかがでしたでしょうか。もし本日ご紹介したようなアレルギー症状でお困りなら、少なくとも上に挙げた添加物はなるべく避けるようにしていただければと思います。
とはいえ、買い物をするたびに成分表示を見て、これはダメ、あれはダメとなって結局食べるものがない、どうすればいいの?なんてなってはストレスがたまり、余計体調が悪くなるかもしれません。
そんなふうにお困りの方はぜひ下の記事もお読みください。
我慢することなく、いかに良い食生活を送るか、考え方や対処法について書きました。
その他、添加物についてもっと知りたいという方はあわせてこちらもお読みください。
- 添加物が体に悪い理由とは?どんなデメリット、影響があるの?
- 大豆ミートは体に悪い?メリット・デメリットや添加物の相乗毒性について解説
- 無添加・オーガニックでは治らなかった、手指が伸ばせないほどのアトピーも解消