たかきび(タカキビ)とは?
たかきび(タカキビ)とは?
たかきびは、色がダークレッド、形状がお米くらいの球形の雑穀です。熱帯アフリカ原産の雑穀で、食用にするのはモチ種です。炊きあがりはふっくらした赤茶色になり、キュッキュッとした歯ごたえと弾力があります。見た目がひき肉みたいなので、愛称はミートミレット。
たかきびの栄養価(白米との比較)
たかきびには、ビタミンB1やナイアシンが多く含まれ、糖質や脂質の代謝を助けます。とくにナイアシンは胃腸管の働きを正常に保ち、皮膚を健康にする働きがあるので、アレルギーの改善にもってこいです。
たかきびはダイエットに効く?
たかきびは、食物繊維やマグネシウム、鉄分を多く含み、便秘や貧血を防いでキレイな肌を作ってくれます。体にススを残さずエネルギー補給をしてくれるビタミンB1や、抗酸化力を発揮するタンニンも豊富。クリーンボディが手に入ります。
タカキビの歴史
タカキビは、アフリカ原産の雑穀ですが、インドを経由して世界に広まりました。日本では別名モロコシとも呼ばれ、英語名はソルガム(sorgum)、中国名は高梁(コウリャン)、韓国ではススと呼ばれています。今でも世界中で栽培されていますが、牛のエサ、飼料としての栽培が主になっています。
韓国では、「タカキビ餅を食べると厄除けになる、丈夫になる」という言い伝えがあり、中国では、タカキビは北部地域の重要な主食穀物でした。白乾(パイカル)という蒸留酒の材料でもあります。
日本では、古くから粉にして団子を作り、食べてきました。桃太郎のキビ団子も、じつは高キビの粉を練って茹でたものです。
たかきびの栽培方法
たかきびはイネ科の一年草です。根を深く張り、乾燥、高温に強く、アルカリ土壌でよく生育します。水はけのよい暖かい気候を好み、日本での栽培は、札幌(北海道)あたりが北限、それより北は難しいでしょう。
背丈は、高いものでは4メートル以上にもなる品種もあります。普通でも、穂のつく位置が軽く地上2メートルを超えますので、収穫は手作業にならざるをえません。成熟すると穂が纏(まとい)のように垂れるもの(グースネック)と、直立してブラシのようにまとまったものがありますが、日本の在来種は前者が多いようです。
たかきびの詳しい栽培方法については以下のページをご覧ください。
たかきび(タカキビ)の栽培方法
たかきびに適した料理とは?
高キビは、ひえ(稗)やあわ(粟)に比べて固いので、お湯に浸したり、一晩水につけてから炊いたり、圧力鍋を使って炊くのが、おいしく食べるのがコツです。炊いたタカキビは見た目がひき肉みたいなので、ハンバーグやミートボールなどのひき肉料理はおまかせあれ。リンゴジュースで炊いたり、こうじを加えて甘酒にすると、スイーツ素材に早変わりします。
ナッツのような食感があり、味はチョコテイストになる、不思議な雑穀です。
たかきびが買える通販サイト
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たかきびのレシピ
たかきびの炊き方、炊いたたかきびを使った簡単おいしいレシピを以下の記事にて紹介しております。よろしければこちらもぜひお読みください。
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たかきび料理写真