雑穀つぶつぶ食で体を変える 20 〜おいしいから健康〜
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこの著書『雑穀つぶつぶ食で体を変えるーおいしいから健康ー』(講談社+α新書)よりお届けします。
未来食創始者 大谷ゆみこ
第2章
雑穀はおいしい
雑穀はごはんの仲間
「雑穀」という言葉を聞いて、何を想像するでしょうか?
若い世代なら小鳥のエサ、
60〜70歳、
またそれ以上の方なら
「貧しい時代をほうふつとさせる食べ物」、
アトピーの子どもをもつお母さんなら
アレルゲン除去のために
がまんして食べる特別食。
いずれにしても
「雑穀は昔の貧しい人々の食べ物」
「まずくて栄養価も低い作物」
というネガティブなイメージではないでしょうか。
まったくなんのことかわからない人も大勢います。
私が最初に雑穀を目にしたのは、
自然食品店でのヒエでした。
「精ヒエ」と書かれた
グレーの暗い色の袋を見たときの
正直な感想は
「何、これ?」。
私にとって雑穀とは、
見たこともなければ、食べたこともない、
もちろん、料理法も知らない
得体の知れないものだったのです。
ところが雑穀は
米のないころからの主食として、
ほんの数十年前までの日本で、
人々のいのちを育んできた
ごはんの仲間だったのです。
「ごはんよ!」という言葉には
心に直接、呼びかけるものがあります。
ごはんが食卓の脇役になり、
締め出されることも多い現代ですが、
「ごはん食べに行こう」
「ごはんにしようか」
などの言葉は、まだまだ健在です。
「ごはん」「めし」「まんま」……
これらはどれも、炊いた穀物をさす言葉であり、
同時に食事そのものをあらわす言葉でした。
この事実は、歴史的に、「ごはん」=「穀物」こそが、
食事の主役だったことを示しています。
今では、「ごはん」というと
白米というのが常識ですが、
実は、庶民の主食として食べられてきたのは、
米ではなく、主に雑穀なのです。
日本で白米をすべての人々が
日常的に食べるようになったのは、
つい最近、昭和40年代になってからでした。
それ以前の多くの庶民の主食、
つまりごはんは雑穀だったのです。
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【連載】雑穀つぶつぶ食で体を変える »
大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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