雑穀つぶつぶ食で体を変える 12 〜おいしいから健康〜
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこの著書『雑穀つぶつぶ食で体を変えるーおいしいから健康ー』(講談社+α新書)よりお届けします。
未来食創始者 大谷ゆみこ
第1章
グルメOLからナチュラリストへ
企業からの依頼も、
本当に必要なもののデザインよりも、
いらないけれど
消費者に買わせてしまうための
デザインのほうが多いことが
だんだんとわかってきました。
企業に振り回されて
無責任にモノを売るつけることに
なっていいのだろうか。
こんなデザインなら
やりたくない。
私も仲間も、
本当にほしくはないものを
売れるように企画・デザインする
矛盾に悩みはじめたのです。
そこではじめたのが、
「未来開発プロジェクト」の提案です。
「目先の効果だけを
ねらう仕事だけをやっていると
ニーズの変化においていかれる。
これからはモノそのものよりも、
満足感や目に見えない充実感を買う
消費者が増えてくる。
そのための努力をしたらどうですか?」
と企業に働きかけることにしたのです。
会社名も
「フゥ未来生活研究所」
にかえました。
企業もけっこう乗ってくれて
研究をすすめたのですが、
どんなによいアイディアも
担当者どまりで
実現することがありません。
お金にはなるのですが、
これでは時間の浪費です。
自分自身の暮らし方にも
疑問がわいてきていました。
最低限の自由を確保するために
お金を確保しようと
思ってきたけれど、
その自由を
手にしはじめながら満たされず、
何かを求め続けている自分が
どんどん明確になってきたのです。
ものすごい勢いで
大地からどんどん切り離されていく
現代の暮らしへの漠とした不安は、
現実に多くの問題として
あらわれはじめていましたし、
一人一人の
いのちを大切にしない
現代の経済・社会の構造そのものにも
失望していました。
でもどうしたらよいのかはわかりません。
「本当に自分がどう生きたいのか、
何をしたいのか、まず本音で研究しよう、
それに沿って自分が生きちゃうしかないんじゃないか、
生きたら何か見えてくるんじゃないか、
そうだ!大企業ではできない、
個人の会社だからできることをしよう 」
と決心して、
頭を白紙にして
自分のための研究をはじめたのです。
毎日毎日、
仲間たちと、
本当の生き方、
本当の人間関係、
本当の社会の在り方や
暮らしの在り方を求めて
ディスカッションする日々が続きました。
そして、
そんな視点から社会や暮らしや心を
観察し分析して
生活の原型として
図にあらわしては
描きなおす毎日が続きました。
思いはあっても
具体的にどこに一歩を踏み出したらよいか
わからない無力感におちいっていた
ちょうどそのとき
玄米ごはんと
出会ったのです。
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大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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