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未来食つぶつぶ 公式ブログ

特集 雑穀・もちアワが地球を救う
「牛乳は牛の赤ちゃんの飲みもの、人間のおっぱいは穀物だった!」

*この投稿は以前発刊していた会報誌『月刊つぶつぶ』より一部編集して掲載しています。

なぜ、人間だけが、牛の赤ちゃんの飲みものである牛乳を飲み続けているのか?考えてみると不思議ですね。アトピーやお腹の調子が悪くなったりと、牛乳が体質に合わない人がいることも知られています。人間の赤ちゃんのおっぱいはお母さんのおっぱい、大人のおっぱいは地球のカラダから湧き出す、人間の心と体を養う穀物です。

今回は、日本の伝統穀物である「もちアワ」を特集します。

アワのルーツ

アワはユーラシア大陸全域で古くから栽培され、近世まで重要な位置を占めていた穀物です。700年前の黄河文明の頃の中国ではアワが主要穀物だったと言われています。日本では縄文時代の遺跡から発掘されています。昔、徳島は阿波の国(粟の国)とよばれ、他にも日本全国にアワの地名がたくさん残っています。

また、アワは甘味の強い穀物で、アワおこしやアワぜんざいなどのおやつは、今も各地の名物として残っています。栄養のバランスもよく、昔から世界各地で、乳の出をよくする食べものとも言われてきました。ミネラルとビタミンと食物繊維に富み、特に鉄分は白米の約10倍。造血効果もあり、貧血改善にはアワの常食が大きな効果を発揮してくれます。

品種は100以上もあり、現在は大きく分けて黄色みが強い粒と白っぽい粒が栽培されています。

牛乳やチーズってホントに必要?

「牛乳は骨を丈夫にする」「ヨーグルトやチーズは体にいい」という乳製品に対する思い込みは、一般的な「常識」としていまだ多くの人々に信じられています。小さい頃から学校給食で牛乳を飲んで育った世代は、知らず知らずのうちに「乳製品=栄養たっぷり」と思い込んでおり、牛乳やヨーグルトを「健康維持に欠かせない食品」として摂っています。

しかし、一般の人々が日常的に牛乳を飲み始めたのは戦後のことです。アメリカ指導の政府による栄養改善運動の中で、肉、パン(小麦)と一緒に牛乳が栄養価の優れた食品として推奨されました。マスコミによる牛乳普及活動がなされ、保健所での栄養指導や病院での粉ミルク保育指導が行われました。

さらに、1954年(昭和38年)には「ミルク給食」が全面実施され、高度経済成長期の60年代に入って牛乳の消費量は飛躍的に増えました。1946年には1.13kgだった年間1人当たりの牛乳・乳製品の消費量は1960年に12kg、1980年42kg、1995年には52.7kgとなり、1946年の46.6倍になりました。

しかし、骨を丈夫にするはずの牛乳の消費量がこれだけ増えているのに、日本人の骨は丈夫になるどころか、転んだら骨折する子どもが増え、アトピーが蔓延、骨がスカスカになる骨粗鬆症が今では若い女性までに広がり問題になっています。チーズなど乳製品の過剰常食で、乳ガンも増加、20代後半〜30代前半に卵巣嚢腫になる人も増加しています。

牛乳をはじめ各食品の一人当たりの年間消費量

出典元:佐藤章夫氏のホームページより

参考書籍

『食と健康を地理から見ると』(島田彰夫 農文協)
『伝統食の復権』(島田彰夫 東京経済新報社)
『胃腸は語る』(新谷弘実 弘文堂)
『牛乳には危険がいっぱい?』(フランク・オスキー 東京経済新報社)
『牛乳はモー毒?』(真弓定夫 美健ガイド社)

ヒトが牛乳を飲むのは自然の摂理に反している

そもそも「牛乳」は牛のおっぱいであり、牛の赤ちゃんの飲み物です。宮崎大名誉教授だった島田彰夫氏は、著書で「いろいろな哺乳動物について、観察を繰り返したり、本を読んだりしても、離乳期を過ぎた個体が、同種の、あるいは異種の動物の乳を飲んだということはない」(『食と健康を地理から見ると』)と延べ、ヒトが乳幼児を過ぎても「乳」を飲むこと自体にも疑問を呈していました。

人間を含め、哺乳動物は哺乳期を過ぎると、「乳」に含まれる乳糖を分解する酵素(ラクターゼ)が分泌されなくなります。

フランク・オスキー著の『牛乳には危険がいっぱい?』によると、ラクターゼの活性が始まるのは妊娠第3期(7ヶ月以降)の胎児の腸管の中であり、活性がピークに達するのは出生直後だそうです。その後「ほとんどの子どもの小腸におけるラクターゼ活性は、生後1年半から4年のあいだに徐々に低下」するとのことです。

ラクターゼが分泌されている期間は、乳糖は小腸でブドウ糖(グルコース)とガラクトースに分類されますが、ラクターゼが分泌されないと小腸で分解・吸収されず、大腸で大腸菌によってガスと酸を生じることになります。

牛乳を飲むと下痢や腹痛を起こしたり、膨満感を感じたりすることがあるのはそのためです。俗に「乳糖不耐症」と呼ばれており、日本人は85%近くが「乳糖不耐症」と言われています。

牛乳を飲んでも骨は強くならない

「牛乳を飲まないとカルシウム不足が心配」という声もよく聞かれます。確かに牛乳は100g中110mgものカルシウムを含んでいます。しかし、小児科医の真弓定夫氏は「牛乳のカルシウムは多くない」と言います。同じ100gで比較すると、大根葉のカルシウムは牛乳の2倍(260mg)。ヒジキは約14倍(1400mg)です。牛乳だけが特に優れたカルシウム源というわけではないことが分かります。真弓氏は草食動物を例に挙げ、「象は草や木の葉だけを食べてあんなに大きな骨と身体を作っている」(『牛乳はモー毒?』)と、牛乳は飲まなくても、植物から十分なカルシウムを摂取できることを述べている。そして「日本人は昔から野菜や海藻で上手にカルシウムを摂っていた」と強調します。

実際、ラクターゼを分泌しないヒトが牛乳を飲んでも、カルシウムが効率よく吸収されず、逆に排泄されてしまい、体内のカルシウムバランスを崩すという研究(Condon J.R,1970 Cnchet.B,1983)も報告されています。

また、「牛乳のカルシウムは吸収がよい」という説もありますが、体内に摂取された途端、血中カルシウム濃度を急激に高くし、逆効果だとも言われています。胃腸内視鏡分野の世界的権威の新谷弘実氏は「カルシウム濃度が一定以上になると、腎臓から急速に排出しようとします。排出するとき、余剰のカルシウムだけを排出すればいいのですが、同時に、マグネシウムも亜鉛も鉄も他のミネラルもいっしょに排出してしまうのです。アミノ酸やビタミン類だっていっしょに尿から排出されてしまいます」(『胃腸は語る』)と述べ、結果的には牛乳のカルシウムの吸収はよくないとしています。

また、カルシウムは摂取時のカロリーやタンパク質、リンが多いほど吸収率が悪くなることも知られています。つまり、高カロリー、高タンパク質の牛乳のカルシウムは効率より吸入されていない可能性が高いのです。

世界的な統計で見ても、乳製品を多く摂っている国(フィンランド、ノルウェー、スウェーデン、デンマークなど)ほど骨折率は高く、ノルウェーの骨折率は日本人の約5倍とも言われています。「乳製品=カルシウム豊富=骨を強くする」という短絡的な図式は、今や世界的にも見直されつつあります。

私たちが、牛のおっぱいである牛乳ではなく、地球のおっぱいの雑穀もちアワで作ったチーズ料理を楽しむことで、健康障害を始めとするさまざまな問題を地球上からなくすことが可能になります。

もちアワでチーズ料理はおまかせ!

もちアワは、2〜3倍の水加減で炊くと、とろ〜りと、とろけるチーズみたいに炊きあがります。やさしいクリーム色で自然な甘みがあります。塩味を強めに整えると、さらにチーズ風のおいしさが出現。特に、白もちアワは、ほんのりスパイシーな洋風の味わいがします。もちアワで作ったピッツァやクリームグラタンは臭みがなく、チーズよりおいしいと評判です。

もちアワピザ
もちアワピザ

もちアワピザのレシピはこちら »

もちアワグラタン
もちアワグラタン
もちアワコーンスープ
もちアワコーンスープ

もちアワを使ったレシピ

ブログ内では、もちアワ料理レシピもご紹介しております。以下のリンクからぜひご覧ください。

もちあわチーズの炊き方と、もちあわを使った簡単おいしいレシピ »

 

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  3. 生命のルールにかなう生き方の提案
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