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《雑穀栽培レポート vol.7》雑穀の脱穀

この投稿はつぶつぶマザーの岩崎信子さんのブログ記事を一部編集して掲載しています。
雑穀栽培レポート 前話 vol.6はこちらから


10月になり、つぶつぶマザー岩崎信子さんの雑穀畑にお邪魔してきました。全9回月一回の雑穀栽培の体験レッスンも年内は今回を含めてあと3回となりました。春からレッスンが始まり、夏の盛りを過ぎて、もう秋も終わろうしています。雑穀の種まきから今回の脱穀までがあっと言う間に感じるので、冬になって春が来て、また種まきが始まるのもきっともうすぐなのだろうと思います。

今回も自己紹介と最近あったうれしいことのシェアから始まりました。みなさんのうれしいことのシェアは毎回意外な発見や気づきがあり楽しいです。参加するのは今回が初めての方もいました。どの回からでも単発でも無理なく楽しく参加できるのがこのレッスンのうれしいところです。

ランチの仕込みをしてから、マイ畑のある方は収穫の続きを、そしてない方は上の畑で雑穀の脱穀にとりかかりました。マイ畑では、直播きした高キビたちが収穫の時期を迎えていました。ここまで大きくなってくれてありがとう、という気持ちで刈り取ります。

マイ畑のあるほかの皆さんも、思い思いに雑穀を刈り取っていました。前回ほぼ収穫したのですが、そこから一か月経ち、成長した雑穀たちを見ては、うれしそうに刈り取っていました。

そしてまだ刈り取るタイミングではないけれど、次の実をつけている高キビやアマランサスがありました。もう夏の盛りは過ぎたのにまだまだ成長しようとする姿にジーンとしてしまいます。

上の畑では、脱穀の作業が行われていました。干した雑穀を洗濯板の上で回転させながらこすって実だけにしていきます。もちキビを洗濯板の上で転がすと、茶色い実がザクザク出てくるのが、雑穀の脱穀が初めてのみなさんには新鮮で面白いようでした。洗濯板の下に置いた手箕(てみ)に落ちていく雑穀を手のひらですくってはサラサラと落として、こんなにとれたんだねと喜びの声が上がります。

「もちキビのもみ殻の形がかわいい」と参加者さんの一人がおっしゃっていました。茶色い実を覆っているもみ殻が外れると、小さなハート型のような形になります。これも実際にやってみないと分からないことで、得がたい発見です。

それから、ザルでこして手箕(てみ)に広げて息を吹きかけます。重い実だけ残ってチリや籾がら(もみ)だけが風に乗って飛んでいきます。この作業も初めて方には、驚きのようでした。実だけが残るということにとても感動されていました。私も最初はこんな風に驚いたなあと懐かしくなります。

脱穀の作業に集中していると、あっと言う間にお昼の時間になりました。マイ畑の収穫
を終えて帰ってきたみなさんと合流して、ランチの準備に取り掛かります。

今日のランチは、ヒジキご飯とアワ麦ポトフです。

未来食つぶつぶのレシピで作ったランチをいただくと体にすーっと入っていって、午後の作業の力になってくれていると感じます。食べたものが体の働きを応援してくれて、その力で食べるものを作っていく、というシンプルな命の循環を、ここに来るたびに理屈ではなく感覚的に感じています。もしかして生きるということはこんな風にとてもシンプルなことなのかもしれません。自然に還るということの意味を感じました。

午後ももちアワや高キビの脱穀の作業が続きます。洗濯板の上で枝ごとくるんと一回転させる作業の繰り返しです。マイ畑のチームではアマランサスの脱穀の作業が始まりました。

自分で苗箱に種まきして、できた苗を畑に植え、収穫したアマランサスなので、みなさんとても慎重に丁寧に最後の一粒まで全部収穫しようと作業されていました。自分で育てた雑穀だけに一粒一粒がとてもいとおしいのだと思います。そして、脱穀しながらも話に花が咲きます。それもまたこの作業の面白さです。

アマランサスの脱穀を終えると、それを畑に持っていって手箕(てみ)やチリ取りに入れて平らにして息を吹きかけます

息がかかった部分だけ、きれいにチリや籾がらがはじかれて、下にアマランサスのきれいな粒が集まっているのが見えたときには、「わあ、すごい!」と歓声が上がりました。

一粒万倍と言いますが、種を一粒畑に播けば、何万倍にもなって、その種を収穫できるのが、自然の仕組みの素晴らしさです。その仕組みのおかげで地球に住む私たちはどんどん豊かに、そして元気になっていきます。

作業の最後に、風選をしたあとのアマランサスの調整のやり方を信子さんに見せて頂きました。その作業を経て、炊けばすぐに食べられる状態のきれいなアマランサスになりました。見ている参加者さんもこれで食べられるのかと、納得されていました。

調整の終わったアマランサスはとてもきれいで、みなさん目を輝かせて見ていました。未来食つぶつぶのレシピでアマランサスを炊くとどんなおいしいメニューになるかを知っているからこそ、その価値が分かります。「未来食つぶつぶ」という下地があるからこその喜びです。

三時のおやつとお茶を庭で頂いて、今日のレッスンの感想をシェアしました。

「今日の雑穀の脱穀という作業をしてみて、これと同じことを太古の昔からやってきたんだなあ、と感じた。その感覚が私たちのDNAのなかに残っているんだと思う。だから、やってみるといつの間にか簡単にできるようになっている。今日はそんな不思議な体験も含めていろんなことにごちそうさまと思いました。」

「一粒一粒が命なんだなと思った。そんな命ある世界で生かされていると感じた」

「アマランサスが、ついに食べられるところまで行きました。感激です。信子さんや手伝ってくれた仲間のおかげです。本当にうれしいです。」

「雑穀栽培は昔は女性の仕事だったと聞いたことがある。今も世界のどこかでは女性がその仕事を担っている。昔から女性たちがこんな風に集って穀物を食べられるようにしてきたんだなあと思った。食べられる種を播いて育てると、再び食べられるようになる、という仕組みがすごいと思う」

「フーっとすると(息を吹きかけると)食べられるものが残るということに驚いた。まさに神様からの恵みだと思った。」

「洗濯板でこすって実を外していくという単調な作業をしながら、働くってどういうことなのか考えた。」

回を重ねるごとに参加者のみなさんの感想が進化していて、素晴らしいと思いました。参加される一人ひとりに気づきがあり、それをシェアすることでその気づきが波紋のように広がっていきます。響き合うってこういうことなのかと気づかされます。

みなさんの感想を聞いてふと心に浮かんだのは、一杯の味噌汁です。未来食つぶつぶでは、人間がちょうどいいと感じる味噌汁の濃さは、塩分1%と教わります。その1%の塩分濃度は、現在の海ではなく、太古の昔の海の塩分濃度から来ているそうです。太古の海の塩分濃度は1%だったのです。

雑穀栽培や脱穀の記憶は、太古の昔の人々の記憶から来ているのではという参加者さんの感想にあったように、人の味覚も記憶もどこか遠い過去の体験とリンクしているというのが驚きであり、面白いところだと思います。

機械を使わずに手作業ですべて行ったからこそ生まれるリンクです。こんな風に人の暮らしの原初に立ち返ることができるのも、雑穀栽培の良さと言えます。

次回11月は、いよいよ雑穀の調整です。唐箕(とうみ)や家庭用精米機などを使って、高キビやもちアワなども食べられる状態まで持っていくそうです。参加者さんの体験にもありましたが、食べられるものを播いて、それを育ててまた食べられるものにしていくというのは、不思議なことだなと思います。そんな自然の巡りに想いを馳せつつ、また小川町の雑穀畑を訪れたいと思います。

文責:つぶつぶ料理コーチ 丸山あずさ
(長野県佐久市でつぶつぶ料理教室あずさ主宰)

取材協力:つぶつぶ料理教室「未来食つぶつぶ畑へおいで!」主宰つぶつぶマザー岩崎信子さん
教室では、雑穀栽培体験レッスン実施中です。
詳細>>> https://tubutubu-cooking.jp/schools/detail/34

写真提供:つぶつぶ会員 一泉百葉さん

 

雑穀栽培をより詳しく知りたい方へ、本やDVDのご紹介

雑穀の育て方について、詳しくは、下記の書籍またはDVDを参考にしてください。

育てて楽しむ雑穀 栽培・加工・利用(創森社)

育てて楽しむ雑穀 栽培・加工・利用(創森社)

雑穀が未来をつくる(創森社)

雑穀が未来をつくる(創森社)

DVD郷田和夫の雑穀調整技法

DVD郷田和夫の雑穀調整技法

※ 雑穀のタネは、毎年4月中旬~5月いっぱいを目安に「未来食ショップ つぶつぶ」で販売しています。(農薬や化学肥料を使わずに栽培された在来種の種です。)

 

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