アマランサスの栽培方法② 〜出穂と開花、鳥害・害虫・病気の対策、収穫と乾燥〜
今回は「アマランサス」の出穂(しゅっすい)と開花、鳥害・害虫・病気の対策、収穫と乾燥についてご紹介します。アマランサスの栽培方法について、その他の記事はこちら(↓)をご参照ください。
出穂と開花
アマランサスは、発芽から90日ほどで穂が出て、花が咲きます。観賞用のケイトウとよく似た花です。色は、赤もしくは肌色ですが、株によって赤だったり肌色だったりします。まだ栽培種として固定されていないため、ばらつきが出るようです。
鳥害・害虫・病気の対策
病気としては、モザイク病や茎腐病の発生、害虫は、ネキリムシやヨトウムシ、クサカメムシ類の被害を受けることがありますが、それほど心配する必要はありません。また、アマランサスは、鳥害はありません。
高さが2.5メートルにもなるアマランサス栽培の最大の問題は、倒伏です。少しの風雨でも倒れてしまうので、支柱を立てる、数株ずつ束ねて横からの力に耐えるようにするなどの工夫が求められます。
花の色があせてきたら、穂先を少しつまんでみましょう。白い実が出てきたら、もう収穫しても大丈夫です。目安としては、開花から20日くらい。熟し具合にばらつきはありますが、20日過ぎであれば、収穫してもほぼ問題ありません。やや早めに収穫した方が、脱粒が少なく、また、食べてもやわらかくておいしいです。
穂の下30センチのところを、ノコギリ鎌で刈り取ります。数株ずつ束ねて、軒下など雨のあたらない風通しのいい場所に逆さに吊るして乾燥させます。葉がついたままだと、虫がつきやすくなるので、葉は取って干すようにします。
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アマランサスについて詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。
アマランサスとは? アマランサスの栄養、効能など