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日本生まれのビーガン食システム 未来食つぶつぶ 4…未来食つぶつぶ創始者・大谷ゆみこ連載

岩手県の岩泉町、佐々木眞知子さんのアマランサス畑にて。

血液のアルカリ度を保つことが健康の要

動物の体は、アルカリを吸収して酸性のゴミを発生するというメカニズムで成り立っています。あなたの体の中では、普通に暮らしているだけで、常に酸性のゴミが発生しているのです。それをすみやかに中和して排泄するしくみによって体は健康を保っています。

体の中で発生する酸の中和という重大な役割を担当しているのは「アルカリ性の血液」です。血液のミネラルバランスが正常(PH7.4の弱アルカリ性)であれば、酸性物質は血液中のアルカリ性のミネラル(ナトリウム、カルシウム、カリウム、マグネシウム、鉄)によって瞬時に中和されて体外に排泄される仕組みになっているので安心なのです。ただ、血液中のアルカリ性のミネラルは常に発生する有毒な酸の中和のために日々消耗してしまうので、アルカリ性のミネラルの補給が途絶えるとたいへんなことになります。

例えば細胞内の酸は細胞核に障害を与え、細胞外の酸は神経細胞を殺してしまうほど危険なものなのです。

 

食べる目的はアルカリ性のミネラルを日々補給すること

前述したように、食べる行為には、血液にアルカリ性のミネラルを補給するという重要な使命が託されています。野菜、海藻、塩、味噌、醤油、漬物等、伝統的に食べられてきた日常の食べ物のほとんどはアルカリ性のミネラルをたっぷり含んだアルカリ性食品でした。

一方、有機物であるタンパク質、糖質、脂肪は酸性のミネラルであるリンや硫黄をたくさん含んだ酸性の食べ物です。未精白の穀物には、これらの有機栄養分が体の消化、吸収、代謝のシステムに合ったバランスで含まれています。しかし、アルカリ性の繊維質に包まれているので、全体としてみると中性の食べ物です。この、中性の穀物を主食に、アルカリ性の副食を食べる食生活が、血液を健全なミネラルバランスに調えて弱アルカリ性に保ちます。

このように、食べ物には、消化後に酸を残す「酸性食品」とアルカリを残す「アルカリ性食品」、そして「中性」の食品があるのです。

酸性食品の代表は「肉」と「砂糖」と「化学物質」です。食べ物は精白、精製、抽出等の加工度が増せば増すほど酸性になります。加工の過程でミネラルがなくなってしまうので、体内ミネラルを過剰に消耗して血液を酸性に傾けてしまうのです。さらに剥き出しの成分が神経を刺激して過剰な酸を発生させるのですからたまりません。

季節に熟した「植物性食品」はアルカリ性食品の代表です。海のミネラルの結晶である伝統製法の塩も、すべてを浄化するパワーを持ったアルカリ性食品です。同じ塩で仕込んだ味噌、醤油、漬物もアルカリ性食品です。

 

肉食で蓄積する酸性の有害物質

動物性の食べ物を主に食べる食生活では、動物が排泄し続けている酸性の毒をどんどん吸収することになってしまいます。植物にしか含まれていない、アルカリ性の環境適応のための栄養も、体内浄化の栄養も補給することができません。

人間の体はとても高性能なので、それでもたまになら、体に具わっている生来の浄化機能や排泄力や調整力が働きますが、日常化した場合は対処不能になって体は徐々にその働きを狂わせていきます。

それでも、最初のうち、若いうちは、体はなんとかがんばれますが、年を取るに連れてそのヒズミや蓄積された酸性の毒によって、老化が早まったり、病気になったりという結果になります。

現代の日本人のほとんどが心身の不調に悩まされ、寝たきりや呆けてしまうのは、体のしくみを知らないことによって、体に合わない食生活を続けているせいなのです。

 

酸性食品ばかりで構成されている危険な現代の食事

寒帯地域の食習慣である体を温める動物性中心の食生活と、熱帯地域の食習慣である砂糖、果物、香辛料をふんだんに摂る体を冷やす食生活を組み合わせて危ないバランスをとっているのが現代食です。

そして、風土に合わない作物の生産のためや無理な広域流通を可能にするために多くの化学物質を混入したり、薬品で消毒したり、放射線を照射したり、過剰な加工をしたりしたものばかりの食事というのがもう一つの側面です。

健全な血液を保つ食べ物の基本的条件は中性かアルカリ性なのに、これらは、すべて酸性の食品です。

血液を酸性に傾ける食べ物とアルカリ性に傾ける食べ物

酸性に傾ける食べ物
砂糖・果物 動物性食品 精製加工食品 薬・添加物

ニュートラルな食べ物
雑穀 米 麦 蕎麦

アルカリ性に傾ける食べ物
海の塩 野菜・海草などの植物性食品 味噌・醤油・甘酒などの発酵食品

 

骨粗鬆症もガンも酸性の食べ物が原因

酸性の食べ物を食べると普段より強力な酸が発生して、煤だらけの体になります。さらに酸性物質も過剰に発生します。

体内で過剰な酸性物質が発生して中和が追いつかない時、体は生存をかけて死に物狂いになって血液のミネラルバランスを2%の誤差の範囲に保とうとします。

代表的なのは次の二つの方法です。

一番目は、自分の体の骨を溶かしてミネラルを補給する方法です。骨がスカスカになる骨粗鬆症は酸性の食生活から体が身を守ろうとした結果起こっているのです。

二番目は、血管の外に酸性物質を捨ててしまう方法です。関節やリンパ節の周辺など、捨てやすいところから血液の外に処理しきれない酸性物質を捨ててしまいます。ゴミに埋まった細胞は酸欠になって壊死するか、逆境を生き抜くために癌細胞に変身します。癌も体が酸性の食生活の害から身を守ろうとした結果発生したもの、酸性の食生活が大元の原因なのです。

 

太陽、大気、水、環境まるごと酸性になってしまった

私たちは今、かつて経験したことのない酸性環境に住んでいます。体内の掃除を外から全面的に手伝ってくれたアルカリ性の自然環境という頼もしい応援団はもう存在しません。

オゾンホールには大きな穴が開き、太陽の光は酸性の殺人光線と化しています。大気中には酸性の放射能と化学物質が充満し、強酸性の雨が降ります。弱アルカリ性の浄化力と生命力を持つミネラルに満ちた生きた水は、山奥にでも移り住まないかぎり飲めなくなりました。蛇口から出てくるのは汚染された酸性の水です。体の中では常に過剰な酸性物質が発生しています。何もしなくても生きているだけで、血液中のミネラルがどんどん消耗されて病気になる時代です。

アルカリ性の環境に抱かれて生きていたころとは違って、現代は、今までのどの時代よりもアルカリ性の食べ物が重要なときなのです。

環境をアルカリ性に戻すには長い努力と時間がかかりますが、酸性の食べ物を食卓から追い出して、アルカリ性の食べ物を食べて内側から体を応援することだけはすぐに始められます。アルカリ性の食べ物の見分け方とアルカリ性の食卓を調える料理術の習得なしには生き抜くことのできない時代がもうすでに始まっています。実践術を学びたい方は、著書『未来食7つのキーフード』をぜひ活用してください。

 

安全安心なビーガン生活の5つの基本と7つのキーフード

これをベースにすれば、安全においしくビーガンライフを楽しめます。

5つの基本

  1. 雑穀2割ごはんや雑穀料理で8割穀物を実現
  2. 植物性の食材だけを使う
  3. 基本は国産の旬の食材を使う
  4. 料理にもスイーツにも砂糖を使わない
  5. 海の塩、こうじ発酵調味料、漬物にこだわる

7つのキーフード

  1. 雑穀
  2. 海の塩
  3. 麦味噌と雑穀甘酒
  4. 海草
  5. エゴマ
  6. 梅酢
  7. ナタネ油

7つのキーフードについては、著書「未来食 7つのキーフード」に詳しく掲載しています。7つのキーフードを使ったレシピ約50点も掲載しているので、「血液を健全なミネラルバランスに整える未来食生活」が、今すぐ実践できます。

7つのキーフードについてはこちらの記事で詳しく紹介しています »

 

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未来食つぶつぶ創始者大谷ゆみこプロフィール

1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」とワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し先駆的な活動を続けている。

雑穀が主役の健康をもたらす、日本生まれのおいしい食システム「未来食」を提唱。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムで、日本各地の何千という人びとに家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。

2008年から、女性の目覚めをサポートする天女セミナー&レッスンを運営。

未来食の手料理の魅力と技を伝える「つぶつぶ料理教室」を全国展開、本部は東京早稲田。

暮らしの拠点は広葉樹林と7色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形小国」。日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞受賞。『大人女子は人生を食で奏でる』『未来食7つのキーフード』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』『ごはんの力』『野菜だけ?』など著書多数。

日本で2人目女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。

大谷ゆみこ公式ブログ »

 


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