雑穀つぶつぶ食で体を変える 03 〜おいしいから健康〜
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこの著書『雑穀つぶつぶ食で体を変えるーおいしいから健康ー』(講談社+α新書)よりお届けします。
未来食創始者 大谷ゆみこ
第1章
グルメOLからナチュラリストへ
私たちの住まいは、
山形県西置賜郡小国町の中心から
南へ車で20数分、
山あいの小さな集落の
はずれにあります。
私たちはここを
「いのちのアトリエ」
と呼んでいます。
奥羽山脈の南に位置する
標高400メートルの丘陵地、
南は飯豊連峰、
北は朝日連峰へと続く、
楢山に囲まれた南向きの、
見渡すかぎり一軒の家も見えない
3000坪の高台に
「いのちのアトリエ」は
建っています。
1キロメートル離れた
集落の入り口には、
胡桃平という木の看板が立ち、
私たちを快く迎え入れてくれた
7軒の家があります。
今日の朝食は、
明るい南側の温室で
食べることにしました。
温室は幅2間、広さ20畳、
3階まで吹き抜けで、
天井まで二重ガラスになっています。
晴れた日は、
わが家でいちばん
あたたかい空間です。
音質の外側の屋根は
ひさしがあり、
その下は花壇式の畑。
小さな一本仕立ての
リンゴの木を守るアサツキ、
そして
イチゴが混植され、
春から夏にかけて、
バジル、ルッコラ、ナスタチウム、トマトが
目を楽しませてくれます。
夏には
温室の前は乾燥気候帯になり、
お日さまが大好きで
雨に弱いトマトの実が
真っ赤に熟します。
入り口の脇の花壇には、
ブドウの苗とブドウを守ってくれる
タンジーというハーブ。
将来、
温室の前の軒下に
リンゴとブドウが
たわわに実るのを心待ちにしています。
花壇畑の向こう側は
50メートルほど離れた道に向かって下る
ゆるやかな斜面、
雑穀の段々畑が広がっています。
表土をどけて、
池の底をふさぐための土や、
花壇の囲いのための
日干しレンガをつくる分の土を取って
平らにします。
そこに
堆肥を混ぜた土を戻し入れることを
何年か繰り返して、
段々畑を気長に造成中です。
現在3段目までできていて、
いちばん手前には
福島県の梁川町で分けてもらった
在来種の背高のっぽのタカキビが
そびえるように
りりしく建っています。
2段目はアワ畑、
3段目はキビ畑です。
最近やっと種を入手することができた
シコクビエも順調に育っています。
アワはオフホワイト、
キビは黄色、
タカキビはダークレッドと、
雑穀の粒はさまざまな色をしています。
目標は
7色の雑穀段々畑です。
ほんわり暖かくて
思いっきり明るい、
吹き抜けの温室での朝食。
目の前では
青空にそびえるタカキビが
風に揺れています。
明るいキラキラの日ざしをあびながら
1時間ほどかけて
ゆっくり食事をとると、
おなかも
心も気分も
満ちてきます。
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大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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