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未来食つぶつぶ 公式ブログ

雑穀つぶつぶ食で体を変える 09 〜おいしいから健康〜

*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこの著書『雑穀つぶつぶ食で体を変えるーおいしいから健康ー』(講談社+α新書)よりお届けします。

大谷ゆみこ
未来食創始者 大谷ゆみこ


第1章

グルメOLからナチュラリストへ

1996年4月29日(月)快晴

隣の集落で農業をしている
高橋潤一さん・重子さんの家に
未来と太久を連れて行く。

潤一さんに
ニンジンと呼ばれている
山菜を教えてもらって
近くの道に面した斜面で摘む。

ほんとに
ニンジン葉みたいな薄緑の葉っぱが
たくさん生えていた。

山菜の本で見たら
セリ科のシャク、ノニンジンとも呼ぶ、
と出ていた。

ざくざく切ってかき揚げにしたら
春のほろ苦い甘さが
なんともおいしい。

重子さんが道の向こうで
アズキ菜という野草を摘んでいたので
いっしょに摘んだ。

摘みながらおしゃべりしているうちに、
滝という集落の近くに、
こちらの人がカタカゴと呼ぶ
カタクリが群生しているところが
あるというので、
行ってみようということになった。

ちょうどよいタイミングで、
道沿いの急な斜面一面が
赤紫の花で埋まっている。

葉ごとすっと引っ張ると
白い茎がすーっと長く抜けた。

重子さん、
美樹ちゃん親子と
わが家6人、
合わせて8人が
競うようにカタカゴ摘みをはじめた。

4歳の太久も険しい斜面を
なんとかがんばって登りながら
夢中で採っている。

それぞれが袋いっぱいに採っても、
群生のカタクリは
ほとんど減ったように見えない。

1時間くらい夢中で集めたあと
斜面に腰を下ろして
キラキラの青空を見上げ、

道の向かいの
勢いのよい川の流れの音を
聞いていると、

心地よい風が
汗ばんだ体をやさしくなで、
通り抜けていく。

日本中の人が
こんなふうに、
大地の恵みに目も舌ももてなされて

暮らしていた豊かなころを
体の芯が思い出して、

なんだか
なつかしい気分になる。

小国の人は
カタクリをさっとゆでて干し、
冬の食料にするという。

いっしょに煮つけると
量増やしにもなるし、
うまいそうだ。

さっそくお浸しにして
食べてみる。

とろっと甘い味と
あとに残る苦味が、

急に暑くなりはじめた陽気に
ぴったり合って
おいしい。

残りは干して
冬の楽しみにしよう。

ノニンジンは
ゴマあえがとてもおいしかった。

アズキ菜は
そのままお浸しにして食べた。

うまみの強い歯ごたえのある
ホウレンソウという感じでいける。

子どもたちも、
どれもおいしいと箸が進む。

その他の記事はこちらから
【連載】雑穀つぶつぶ食で体を変える »


大谷ゆみこ
 大谷ゆみこ

未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO

1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。

暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。

『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
プロフィール詳細はこちら »

\日本人として凛と生きる/
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つぶつぶは

  1. 私たちが雑穀につけた愛称
  2. 雑穀が主役のビーガン食スタイル「未来食」のこと
  3. 生命のルールにかなう生き方の提案
  4. 私たちフウ未来生活研究所の多彩な活動の愛称
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