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【ベジタリアンを知る vol.2】ベジタリアンのタイプ−ビーガンからデミベジまで−

*この投稿は以前発刊していた会報誌『月刊つぶつぶ』より連載シリーズ「ベジタリアンを知る」から一部編集して掲載しています。連載一覧はこちら

NPO法人日本ベジタリアン協会代表 歯学博士 垣本充
執筆:NPO法人日本ベジタリアン協会代表 歯学博士 垣本 充

ベジタリアンってどんな人?野菜を食べる人?

ベジタリアン(Vegetarian)を『ランダムハウス英和大辞典』(小学館)で調べてみると、菜食主義者、菜食者と訳されています。この和訳の始まりは、明治の中頃のようですが、現在でもベジタブル(Vegetable)と混同され、ベジタリアンとは野菜を食べる人のように誤解されています。

ベジタリアンという語は、19世紀中頃、英国で起こった近代菜食主義運動の時代に創作された比較的新しい英単語です。その語源はラテン語のベゲトゥス(Vegetus:心身ともに健康で生き生きしている)で、決してベジタブルという語から由来したものではありません。ベジタリアンという言葉が出来るまで、彼らは西洋最初のベジタリアンであるピタゴラスにちなんでピタゴリアンと呼ばれていました。

ベジタリアンは、基本的には「レッド・ミートなどの動物性食品を食べない人」という意味です。しかし、食品学に詳しくない翻訳家がレッド・ミートを赤肉と訳していることが度々あり、誤解を招いていますが、「レッド・ミート」は牛や豚、羊などの「畜肉」が正確な訳語です。

さて、ベジタリアンは、学術的には下記の5タイプに大別されます。

❶ビーガン(純菜食)

米、小麦などの穀物や、豆、野菜などの植物性食品のみを食べ、畜肉、魚、卵など全ての動物性食品を食べないタイプ。なかでも、フルータリアンは植物が収穫後も死滅しないように、実や葉だけを食べ、根などを食べません。また、五葷(くん)と呼ばれるニンニクなどネギ科の植物を避けるタイプもあります。

❷ラクト・ベジタリアン(乳菜食)

植物性食品に加えて牛乳や乳製品(チーズ、ヨーグルト)などを食べるタイプ。

❸ラクト・オボ・ベジタリアン(乳卵菜食)

植物性食品と乳・卵を食べるタイプで、欧米のベジタリンの大半がこれに該当します。

❹ペスコ・ベジタリアン(魚乳卵菜食)

植物性食品と乳・卵・魚を食べるタイプ。このタイプには植物性食品のほかに魚は食べるが、乳・卵を食べない人たちがいます。

❺ポーヨー・ベジタリアン(鶏魚乳卵菜食)

植物性食品と乳・卵・魚・鶏肉を食べるが、畜肉は食べないタイプ。

IVU(国際ベジタリアン連合)は❹と❺をベジタリアンと認めていませんが、一般的に彼らはデミベジと呼ばれ、米国では❶から❺までのメニューに対応できるデミベジ・レストランが流行しています。

大学のゼミで行った調査ですが、関西国際空港発着国際便で機内食を提供するエアライン39社のうち、ベジタリアン食を提供できないと答えたのは中国系1社のみで、実に38社は事前予約を含めてベジタリアン食を提供していると回答しました。

国際会議には必須とされるグローバルな食事である菜食は、2021年の東京オリンピックを迎えにあたり、その重要性が増々高まっています。


NPO法人 日本ベジタリアン協会
日本ベジタリアン協会は、1993年4月設立、2001年2月に特定非営利活動法人(NPO法人)の認証を受けた非営利団体です。「人と地球の健康を考える」をテーマに菜食とそれに関連した健康、栄養、倫理、生命の尊厳、アニマルライツ、地球環境保全、発展途上国の飢餓などの問題に関する啓発や奉仕を目的とし、菜食に関心のある人々に必要な知識や実践方法を広め、共有していくためのネットワークづくりを行なっています。
HP:
http://www.jpvs.org/

 

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