【連載】未来食講座 12
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこ公式ブログ「輝いて生きる 〜食と生き方のレシピ〜」の連載記事「未来食」を編集して掲載しています。
未来食創始者 大谷ゆみこ
食物繊維の正体
「腸の健康にとって食物繊維が大切」という言葉を良く聞きますね。
でも、「食物繊維が何か?」ということは
ほとんどの人が知りません。
セロリの筋のように野菜に含まれる筋のような繊維質と思っている人が
ほとんどのようです。
ところが、食物繊維というのは2種類あり、一つは植物の細胞を取り巻く
「細胞壁」という仕切りの成分で水に溶けにくい、
もう一つは細胞の中に含まれるドロドロ、ネバネバ、
またはキュッとした歯ごたえを感じるガム物質などの
水に溶ける成分のことです。
ごはんを炊くとトロリとしておねばが出ますが、
それこそが重要な食物繊維なのです。
2つの食物繊維の活躍にまかせておおらか食生活
海藻の奨めでお伝えしたように、
食物繊維には、たくさんの重要なカラダの働きの
調節機能があるのですが、
中でも重要なのが、栄養の吸収のコントロールです。
植物の根が土の中から必要な栄養分を吸い上げているように、
私たちの体も、本来、食べたものの中から
必要な栄養だけを吸収するようにできています。
その働きを食べものの側からコントロールしているのが
食物繊維です。
塩分、糖分、脂肪分など体に重要な栄養分も必要以上は要らないので、
それを包み込んで排出する働きがあります。
それ以外の要らないものをみんな包んで出してくれるのです。
だから、食物繊維の多い食生活では、食べる量を計算したりしなくても
健康も、贅肉のないボディーも
保つことができるのです。
つぶつぶ食生活は、2つの食物繊維がたっぷりなので、
おおらかな気持ちで体の働きと食物繊維の活躍に任せて、
食事を楽しむことができるのです。
動物性の食べものには食物繊維がない
顕微鏡で見なければ見えない細胞の壁と
細胞内物質が食物繊維なので、
細胞がぎっしり集まったごはんは
食物繊維の塊です。
特に繊維の豊富な雑穀入りごはんを
たっぷり食べている人は
健康で、便秘知らずです。
反対に、動物の細胞には細胞壁がないので、
動物性食品や精製加工食品が主の現代食生活では、
栄養の吸収をコントロールすることができないのです。
その上、腸に大きな負担がかかり、
便秘があたりまえになり、肥満者が増え、
腸の病気が急増しています。
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大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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