【連載】未来食講座 07
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこ公式ブログ「輝いて生きる 〜食と生き方のレシピ〜」の連載記事「未来食」を編集して掲載しています。
未来食創始者 大谷ゆみこ
体が求めている食べものの3つの働き
あなたの体が
食べ物に求めている働きは次の3つです。
○ 体を動かす燃料 ・・・ 糖質 脂質
○ 体を作る材料 ・・・ タンパク質 脂質
○ 働きを調える調整栄養素 ・・・ 脂質 微量栄養素 食物繊維
一番多量に必要なのが体を動かすエネルギーとなる燃料で、
メイン供給源が「糖質」でサブ供給源が「脂質」です。
そして、体を維持する上で必要なものを作り出す材料を供給するのが
「タンパク質」と「脂質」です。
「脂質」は3つの働きすべてに関わるスーパーな栄養素で、
「ビタミン」「ミネラル」などの微量栄養素と食物繊維とともに
体の働きを調整する働きをします。
私たち人間が主食としてきた「穀物」、
特に野生の力が残っている「雑穀」には、
この3つの働きを満たす栄養がバランスよく含まれています。
雑穀ごはんを食べて、呆けも糖尿病も撃退!
体を動かす燃料が「糖質」です。
少し前まで「炭水化物」と呼ばれていました。
車で言えばガソリンに当たる、
人間が体を動かすために必要な基本燃料が糖質です。
糖質は最終的には「ブドウ糖」という形になって
小腸で吸収されますが、
ブドウ糖は糖質からしか作られません。
脳はブドウ糖を唯一のエネルギー源としているので、
糖質が不足すると、健全な脳の働きができません。
呆けの原因にもなっていきます。
体は何とかしようと皮下脂肪を燃やして
代替エネルギーを供給しますが、
代替エネルギー回路は長く続けられない上に、
その過程で生まれる強い酸性物質が
全身の血液を大きく酸性に傾け、
様々な病気を引き起こします。
また、ふんだんに穀物を食べてきた日本人が
ごはんの摂取量を減らすと膵臓の機能が弱って、
生活習慣病、特に糖尿病の危険が高まるという
研究結果が発表されています。
寒冷地で穀物不足に悩まされ生きてきた欧米人と、
豊かな温暖気候でごはんをたっぷり食べてきた日本人では、
体のしくみが違うのだそうです。
健康をもたらす糖と破壊する糖
糖質という名称のせいで、
ごはんのでんぷんに含まれる
栄養バランスの整った糖と、
砂糖などの甘味料に含まれる
栄養泥棒の糖とを
混同する人が増えています。
その間違いが医師や栄養士にまで広がって、
危険な糖質抜きダイエットをする人が増えています。
あなたは、だいじょうぶですか。
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大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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