シコクビエ(ラギ)とは?
シコクビエとは?
マスタードシードそっくりの小さな粒がシコクビエです。英語ではフィンガーミレット、中国では竜爪稗と呼ばれ、その由来は細い茎の先に細い五本の穂がつく姿からの命名です。南インドではラギと呼ばれ、ネパール、インドでは今も重要な主食です。唯一アルカリ性の穀物で消化の良いでんぷんとして、離乳食や子どもの栄養食に活用できるよう研究が進められています。殻がないので収穫調整が簡単で、粉にひいて食べるのが一般的です。
シコクビエの歴史
アフリカ原産の穀物です。五月に種を蒔き、苗に仕立て六月に移植するので、田植えのルーツとも言われています。かつては四国から山梨までの範囲で広く栽培され、60にも及ぶ呼び名がありました。
おもしろいことに、インドで育つシコクビエの穂の形は先がカールしていますが、日本で育つものは真っ直ぐです。
ネパール、インドなどでは主食作物のシコクビエ
ネパール、インドを含む広い地域では、今でも重要な主食料となっています。消化の良さと栄養素の高さから、インドでは国家プロジェクトとして、離乳食や子どもの栄養補助食への活用研究が進んでいます。シコクビエ(ラギ)を発芽させたモルトは、地酒の原料として重要で換金性も高いです。健康飲料の開発も進んでいます。
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シコクビエに適した料理とは?
殻がないので収穫調整が簡単で、粉にひいて食べるのが一般的です。ソバ粉で作るそばがきのように熱湯でゆがくだけで食べられるのも魅力。以前はお汁粉後のとろみづけにも使われていました。火が通ると、レバーのようなレンガ色になります。パンやクッキーに1〜2割混ぜると、栄養価が数段アップする上に、サクッとした香ばしい口当たりが楽しめます。
シコクビエの栽培方法について
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