美味しいはずなのに、家族が食べてくれない・・・
「せっかく作った料理を、
家族が食べてくれないんです・・・」
つぶつぶを実践し始めた方から、
こんなお悩みを聞くことがあります。
私は、つぶつぶ料理は世界一美味しい!と思っているし、
実際、玄米菜食からつぶつぶ料理に切り換えたら
家族が喜んで食べてくれるようになった♪という方がたくさんいるので
「それは、料理の腕をあげれば大体は解決しますよ。
必ずレシピ通りに作ることと、いい食材・調味料を使うこと。
あとは、レッスンを繰り返してください!」
とアドバイスすることが多いです。
が、それでも
「絶対に、美味しいと思うんですが、
食べてくれないんです・・・」
っていう方もいらっしゃいます。
そういう場合、
さらに腕をあげるっていうこともありますが、
もしかしたら、他に原因があるのかもしれません。
その原因とは?
何を隠そう・・・
私自身が、過去に
【おいしいのに食べるのを拒否していたことがある】
ので、その話をちょっと聞いてください。
話は、私が小学生のときに遡ります。
ある日、父親が突然、玄米菜食になりました(!)
白米が、イキナリ玄米に!
さらに、肉はダメ、お菓子もダメ、コーヒーもダメ・・・
もう、家族は猛反発。
私「甘い物が食べた―い!!」
弟「肉が食べたーい!!」
母「こんなの作るの面倒くさーい!!」
の大ブーイングでした。
でも、父は理論派だから
何を言っても「これが正しいんだ」と譲らない。
理論的には正しいわけだから、口では絶対に負けない。
食事が原因で、ふだんは物静かな母が父と口論になったことも、
しばしばありました。
そして、そんな戦いがしばらく続き、
次第に家族の食べる食事がバラバラになっていきました。。
(それからどうなったか、はまた今度書きますね。)
そんな経緯があり、
本題はここからです。
母が「そんなの面倒だし、作れない!」ということで、
父が台所に立つことも、しばしばありました。
もちろん野菜オンリーの食卓。
玄米、ゴマ塩、きんぴら、大豆ミートのなんとか、とか・・・
それが、7割くらいがあんまり美味しくなかったんですね。
だから私は「こんなの食べたくない!」と言って反発していました。
でも、実は、、
残りの3割は、美味しかったんです!
例えば、
インゲンをゴマ油と醤油だけで炒めたシンプルな炒め物。
野菜たっぷりのブイヤベース風スープ。
レーズンとクルミが入った薄焼きクッキー。
素材の旨味が生きていて
「え~、動物性の食材を使わなくても、こんなシンプルな材料で美味しいんだ!」って
ビックリしたのを覚えています。
でもね、、、
私、その美味しい料理に対しても
「美味しくない!!」って言ってたんです。
(お父さん、本当にごめんなさい。
せっかく頑張って作ってくれていたのに・・・)
じゃあ、なんでそんな風に言ったのか?
というと、
理論ばかり押しつける父への反発だったんですね。
もう、戦いでしたから(笑)
「美味しいと言ったら最後、負けだ!」
みたいに思っていました。。。
・・・・・・・・・・・・・
あなたがもしも、
料理が美味しいと思っているのに、家族が食べてくれないのなら
その原因は「押しつけ」かもしれません。
ついつい、
「これを食べちゃいけない!」
「これが正しいんだ!」
って、言いたくなること、ありますよね。
だって、
それを食べたら健康を害することも、
これを食べたらもっと元気になることも、
知っているんだから。
その気持ちは私もよーく分かります。
でも、そこをグッとがまんして!
「はい、ど~ぞ」って、笑顔でおいしい料理を出したら、
食べてくれるかもしれないですよ。
(肉が入ってない、とか何も言わずにね!)
ゆみこはよく、「正しさ暴力」って言っています。
正しさを振りかざして、それを押しつけること。
暴力からは、平和は生まれません。
必ず、反発が起こります。
家族で囲む食卓は、みんなが集まって
楽しく食事と会話を楽しむかけがえのない時間。
栄養って、
ビタミンがどうとか陰陽がどうとか、そういうものだけじゃなくって、
美味しさや笑顔、会話、場の雰囲気も
大事な栄養素だよな〜って思います。
「おいしいね」
「楽しいね」
あなたは、
そんな風に食事を楽しめていますか?
つぶつぶナビゲーター
坂本智佳子
PS.
それでも解決が難しいというあなたは、
こちらのセミナーがおすすめです。
http://www.tsubutsubu.jp/LP/scene1/entry.php
調理のコツが分かって料理が美味しく作れるようになるだけじゃなく、
食の全体図や意識のもち方が分かり、
自分も家族も無理なく食事を転換していく方法が分かります。
先日は、2月にこのセミナーを受講された方から
「今まで、鳥の餌だと言って雑穀料理を食べてくれなかった母が、
セミナー受けてから、なぜか
美味しい、もっと習ってきて!って言ってくれるようになりました!」
って、うれしい報告をいただいたんですよ♪