<食からひもとく世界3-①>一卵の味は黄身の味
食からひもとく世界 連載3-1
日々、つぶつぶ料理を楽しむ感動のプロセスからの小さな気づきが
いつしか、この世界のしくみを知ることとつながっていました。
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卵の味は黄身の味
大谷 ゆみこ
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ビビッドな黄色が特徴のつぶつぶがもちキビです。
ごはんに2割入れて炊くと、
白に黄色が映える輝くごはんになります。
口に入れるとコクがあってうまい!お粥にすると、
なんだか卵粥のような味がします。
お醤油をサッとかけるとさらに卵の風味が増します。
それで、思いついたのが、スクランブルキビという料理。
スクランブルエッグの向こうを張って、
炊いたもちキビと具材を炒めてみたら、
いける、いける!ワカメやインゲンと炒めてミモザソテー、
トマトやキノコやタマネギと炒めて、イタリア風スクランブルエッグ、
と自由自在に楽しめることを発見しました。
炊きたてのもちキビに醤油と菜種油を混ぜると、
卵風味の中華風ドレッシ ングになったり、
醤油と油を多めに入 れると、簡単に卵かけごはん感覚の、
でも臭みのないごはんが楽しめます。
思いついて、それならオムレツも作れるのではと、
チャレンジ、今ではオムライスもスパニッシュオムレツも
自在に作れるようになりました。
(つづく)
明日は
「同じ色の食べ物は同じ波動を持っている」
をお届けします。