正義感がわたしの病気の原因だったなんて! / 荒木沙弥香(3/3)
つぶつぶマザーセミナーを受けるには、
食の学びだけではなく、
天女セミナーを受ける必要があります。
つぶつぶグランマゆみこは
現代の社会が「食の砂漠」、「情報の砂漠」だということを
そして、大冒険の結果発見した
生命のオアシスへの道案内として
2つのセミナーを開いてきました。
オアシスにたどり着くために必須なのが
食と意識の転換です。
未来食セミナーでは、
食をテーマにした意識の転換を伝えてくれました。
そして、天女セミナーでは、
生命としてのわたしのしくみを知るScene1入門編(旧:天女入門セミナー)
わたしをとりまく世界のしくみを生命視点から知るScene2目覚め編(旧:天女の目覚めセミナー)
というステップで
生きることの意味と目的を思い出させてもらいました。
つぶつぶの実践と天女の学びによって、
わたしの中に自覚もなく存在していた
たくさんのネガティブな感情や
自分を制限したり、貶める価値観や固定観念が
浮上し、出て行きました。
わたしの体調不良の根っこの原因は
なんと、「正義感」だったのです。
曲がったことが嫌いで、
自分に完璧を求めて、そうできない自分に
罪悪感を感じていたことに気づきました。
そして、自分が正しいと思っていることと違うことをしている人を
批判や否定の目で見ていた自分にも
気づくことができました。
その結果、ずっと、自分を受け入れられずに
生きていたことにも気づけました。
そんなわたしを作る原因となった
封印していたネガティブな記憶の中でも大きなひとつが
食と意識の転換によってリセットされたことで、
生きているのが楽しくなりました。
自分のことが好きになれました。
女らしく振る舞えるようになりました。
家族をはじめとする人間関係までもが
スムーズになりました。
封印していた記憶について書いてみます。
わたしは、物心ついた頃から地図帳が大好きで、
外国に憧れ、暇さえあれば世界地図や各国の国旗を
眺めている子供でした。
両親はお店の切り盛りで忙しかったのですが、
わたしは祖父母から、戦時中に暮らしていた南の島、
パラオの話(島の言葉や食べ物のことなど)を聞くのが楽しみで
毎日、ワクワクでした。
高校の時のアメリカでのホームステイで、
自分より年下の人たちが自分の考えをしっかり持って
発言する姿に刺激を受けると同時に、
「自分が生まれた国のことをちゃんと知りたい」と思い、
大学では「日本文化学部 言語文化学科」で学びました。
漢字が共通しているから意味を理解しやすいのではないか
という安易な理由で第2外国語に中国語を専攻しました。
幸い先生に恵まれ、すっかりその魅力に取りつかれた私は、
短気の語学留学に飽き足らず、
卒業後、中国の田舎に語学留学することを決めて、
アルバイトと節約に励みました。
山東省の曲阜、日本人はもちろん、
外国人自体も数人しかいない町での1年半の生活。
野菜が道端の青空市場で量り売りされ、
ヤギやラバが普通に歩いている、
朝ごはんは雑穀入りのお粥が定番、
決して裕福ではなくても、心豊かに暮らし、
とてもいい顔をしている彼らが眩しく見えました。
たくさんの思い出と経験ができた中国での1年半でしたが、
なぜか、わたしは、罪悪感の固まりになって帰国することになりました。
その原因は、中国人や韓国人と交流する中で、
南京大虐殺のことなど、日本人のしてきたことを指摘されることが重なって、
だんだん自分が日本人であることが辛く思え、
日本人であることを否定したくなっていったことです。
町や旅先で「日本人、日本人。」とひそひそささやかれ
後ろ指を指されたこともあり、
出逢う人に「日本人?」と聞かれても
「違う。」と言って否定するまでになっていきました。
いっそ中国人になりたいとまで思うほど
自己否定のループにはまってしまったのです。
韓国からの留学生から、休み時間などに
韓国語や韓国の文化を教えてもらう機会がありましたが、
彼らが中国人同様、自分の国に誇りを持ち、
キムチを作れない子がいないことに驚きました。
当時の私は味噌やたくあん、梅干しの作り方を知らず、
また、そのことにそれほど関心も持っていなかったので、
韓国の学生が自分の国の伝統食や保存食を
一人残らず作れることを知ったときは、
ただただ驚くばかりでした。
彼らは自分の国が大好きで、自分たちの文化に誇りを持っている。
そのことが、とても羨ましくもあり、かっこよく見えました。
その後、機会に恵まれて半年ほど韓国に滞在する中で
韓国の方の人情深さや温かさ、大らかさにふれ、
魂が震えるほど胸が熱くなる経験を何度もしました。
が、自己批判のループに入っていたわたしの中の
正義感と生真面目さは、問題にしか目が行かず
自分が日本人であることを受け入れられない気持ちと、
日本人であることを誇りに思えない気持ちがますます
強くなってしまいました。
帰国後は、それに重なるように、
過敏すぎるわたしの体が、
現代食生活の矛盾に過敏に反応してしまって
どんどん悪化していったのが
私の病気の根っこの原因だったのです。
自己否定と罪悪感。
宇宙のしくみと生命のしくみという視点から
世界の歴史や社会の捉え方をレッスンしていく天女の学びが、
わたしを心身両面の負のループから救い出してくれました。
日本の風土の食の歴史に基づいた食生活を知り、
手料理が当たり前にできるようになったことで、
わたし自身を信頼できるようになっていたことも
大きな助けになりました。
今、心から、わたしを、両親を、
世界を、愛しているわたしが、
今、ここ、にいます。
一人でも多くの求めている人を
食のオアシス、情報のオアシスに招待したい!
と、心から思って
つぶつぶマザーの活動を楽しんでいます。
わたしの、今一番の夢は、
つぶつぶに響くパートナーと出会って
ほんとうのお母さんになり、
つぶつぶの活動をライフワーク、
ファミリービジネスとして家族で楽しむこと、
パートナー募集中です。
おわり(3/3)
つぶつぶマザー
荒木沙弥香