雑穀つぶつぶ食で体を変える 30 〜おいしいから健康〜
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこの著書『雑穀つぶつぶ食で体を変えるーおいしいから健康ー』(講談社+α新書)よりお届けします。

未来食創始者 大谷ゆみこ
第2章
雑穀はおいしい
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穀物の栄養成分は、
人間の体のメカニズムに
ぴったりの絶妙のバランスをもっています。
一例をあげると、
故多田政一の研究では、
人間の体がタンパク質を分解するには、
その7倍の炭水化物が
必要とされていますが、
驚いたことに、
タンパク質と炭水化物の割合が、
およそ1対7となっている
穀物がかなりあります。
世界各地には、
それぞれの土地にあった
スーパーグレインが豊かに実って、
人間のいのちを支えてきたのだ
ということがわかりました。
キヌアと日本の雑穀の栄養をくらべてみて、
その国、
その地域特有の
伝統の主食作物を大切にしていれば、
特別な何かを求めなくても
人は健康に生きられるということを
はっきり認識することができたのです。
雑穀の医学的な効果も、
最近の研究で明らかになっています。
1、自律神経の働きを助けて免疫力や抵抗力を高める。
2、細胞を丈夫にし、貧血を改善し、アレルギーを抑制する。
3、コレストロール抑制作用がある。
4、動脈硬化を防ぎ、血栓をできにくくして脳卒中を予防する。
5、胃腸の粘膜を強化し、便秘を解消して大腸がんを抑制する。
6、環境ホルモンなどの有害物質を吸着して、排除する作用がある。
雑穀のアミノ酸組成には、
グルタミン酸、ロイシン、アラニン、
プロリンが多いという特徴がみられます。
たとえば、キビの場合は、
アミノ酸のほぼ20〜25パーセントが
グルタミン酸、
11〜11.5パーセントが
ロイシン、
10パーセントがプロリンですが、
岩手大学農学部の西澤直行教授は、
雑穀のアミノ酸組成が
さまざまな機能性発現の
有効成分になっているのではと指摘しています。
その他の記事はこちらから
【連載】雑穀つぶつぶ食で体を変える »

大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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