地球は私たちのお母さん<私が私になる大冒険その10>
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこの著書『私が私になる大冒険_真の健康食を求めて地球を周り、日本の雑穀米に到達!』よりお届けします。

未来食創始者 大谷ゆみこ
こんにちは、ゆみこです。
地球はお母さんだったんだ
「あっ、小さい時から感じていた得体の知れない違和感は
これだったんだ!」
私たち人間を養う食事は、母なる地球の体である大地が
生み出す穀物と野菜だということを知らなかったわたし!
毎日食べるものが、お腹の中で吸収され血液になり、
血液が体中をめぐって私たちのいのちを養い育てていることを
考えたこともなかったわたし!
おっぱいはお母さんの血液だということも、
赤ちゃんはお母さんのおっぱいで育ち、
人間は地球お母さんのおっぱいである穀物を食べて生きてきた
ということも
知らなかったわたし!
「地球は、私たち人間のお母さんだったんだ!」

雑穀に導かれて
土のかたまりだと思っていた地球は、心を持った生きた生命体で、
私たち人間のいのちを育んでくれるお母さんだったことを
思い出すことができました。
「ああ、何でこんなにあたりまえのことを
忘れてしまっていたんだろう。」
忘れられた地球母さんの愛と悲しみが伝わってきました。
パチャママ–南米の人が地球を呼ぶ言葉
赤道に一番近い国、エクアドルの先住民キチュアの人々は
大地を「パチャママ」呼んでいました。
パチャは大地や宇宙の呼び名、そして、ママはお母さんのこと。
パチャママの意味は「地球お母さん」。
二〇〇二年に、南米、ブラジルの奥地、
アマゾン地域にあるリオブランコ市で開催された
「作物多様化草の根会議」に参加した。
南米各地から参加した先住民のスピーチの中には、
パチャママという言葉が何回も、何回も出てきました。
作物はパチャママの体から生み出される、
パチャママに守られて自分たちの暮らしがあると
心の底から思っている農民たちの姿にハッとさせられました。
近代農業に振り回されてきた彼らは、
口々に本来の農業への回帰の決意を語っていました。
彼らは、大地は母なる地球の体、草は体毛、石は骨と感じると
あたりまえのように言いました。
北米の先住民の同じでした。
かれらは、母の体に鋭利な鍬を突き立てたり、
ましてやトラクターで踏みにじったりはできない、というのです。
手で削った木の杖で地面にそっと穴をあけ、
そこに、トウモロコシとインゲンとカボチャの種を埋めて、
彼らは生きてきたのだと語りました。
そんな気持ちで今も行きている彼らに出会って、
身が震え、涙が止まりませんでした。
エクアドルのキチュアの民も、日本のアイヌも、
世界中の先住の民たちは、森の木々も動物たちも、
すべてがつながって生きている兄弟だという祈りの言葉を持っています。
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大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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