雑穀つぶつぶ食で体を変える 10 〜おいしいから健康〜
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこの著書『雑穀つぶつぶ食で体を変えるーおいしいから健康ー』(講談社+α新書)よりお届けします。
未来食創始者 大谷ゆみこ
第1章
グルメOLからナチュラリストへ
キャリアウーマンの変身
十数年前までの私は、
バリバリのキャリアウーマンでした。
27歳で自分の会社をもち、
一つの企画書が
商品として高く売れる、
今思えば
バブリーな仕事を
していました。
グルメを気取って
今日はフレンチ、明日はエスニックと
食べ歩きを楽しみ、
休暇をとっては
世界中を遊んで回ったものです。
小さいときから
宝石や高級車には
興味はありませんでしたが、
自由になりたい
という欲求が
何よりも強かったので、
どうしたら
自由に生きられるかと
常に考えていました。
それにはまず、
経済的に自立することが
最低条件と思い、
一生自分の仕事をもって
自立していこうと
早くから決めていました。
高ノウハウの職業について、
少ない時間働いて多くの収入を得、
残りの時間は
自由に生きようという
人生設計を立てました。
絵が好きだったことと、
珍しい学科にしようという作戦で、
当時日本にまだ3つしかなかった
工業デザイン学科のある大学へ行きました。
けれども、
工業デザインは男の世界。
同級生は
車やオーディオ大好き少年が大半で、
男性たちのデザインは、
女性から見るとデザイン先行で
使いにくかったり、
感覚的にも
なじめないものばかりでした。
いざ就職となると
求人は男性ばかり。
そうした中、
これからは女性の感覚が
大切だからと、
女性を募集した
文具会社に就職したのです。
20人の女性デザイナーが
採用されました。
幸運なことに、
ステーショナリーのデザインを通して、
企画からデザイン、
商品化して売るという
全プロセスを
短期間に数多く経験することができました。
私の感性が時代の要求と合っていたのか、
ヒットキャラクターを生み出し、
売れるデザインを
安定して供給するシステムを
2年間で育てることにも成功しました。
同じコストの便箋が、
デザインしだいで100倍売れるのです。
その会社では、
なんでも自由にさせてくれて、
たしかな手応えがありました。
反面、
デザインのもつ
魔力にも驚きました。
デザインを
お金にかえる仕組みも
わかったし、
やるだけのことは
十分にやったので、
これからは、
暮らしに本当に必要な商品を
女性の感覚でデザインしてみたいと
3年足らずで会社を辞めました。
幸運なことに、
いっしょに辞めた仲間と組んで
最初に手がけたデザインが大ヒットして、
3000万円がはいってきました。
3パーセントの
ロイヤリティー契約のデザインが、
10億円売れたのです。
そこで、
グラフィックデザイナー、
ランドスケープデザイナー、
イラストレーター等の女性たちに声をかけ、
5人で企画デザイン会社を立ち上げました。
無借金での出発でした。
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大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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