【連載】未来食講座 15
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこ公式ブログ「輝いて生きる 〜食と生き方のレシピ〜」の連載記事「未来食」を編集して掲載しています。
未来食創始者 大谷ゆみこ
日本人の保健飲料だった甘酒
江戸時代の絵に天秤棒を担いだ
甘酒売りの絵があります。
甘酒の季語は5月、
なぜなら、
5月の声を聞くとちらほらと江戸、
上方の辻に甘酒売りが出始め、
冷たい甘酒を1杯いくらで売るのです。
そして、
その数はどんどん増え
千件以上にも登ったそうです。
この甘酒、
戦前まで日本の農家の
常備発酵栄養ドリンクでした。
地域によっては昭和50年頃まで、
おばあちゃんが麹(こうじ)で仕込んだ
自家製甘酒を毎日飲んで健康に暮らしていました。
江戸や上方は都会だったので、
単身者も多く、甘酒を家で作れるほどの
家に住む人は少なかったので、
甘酒売りの出番となったのです。
懐かしい飲み物であり、
夏の健康維持に書かせない飲み物と
認識されていたようです。
梅雨を乗り切り、夏バテを予防する甘酒
日本人は基本的に菜食だったので、
ごはんを主食に塩味の効いた漬け物や
発酵塩分である味噌をしっかり食べて
体を温めてバランスをとっていました。
梅雨頃の湿度や夏の暑さで食欲が減り
塩分が足りなくなると体が冷えてしまいます。
また、梅雨の湿気は病原菌にとって
とても繁殖しやすいのです。
それで、梅雨時に冷えで体調を崩したり、
病気になったりすることが多かったので、
梅雨の季節を乗り切ることが
健康の大きな山だったのです。
夏はさらに水や食べ物が腐りやすい季節です。
それを乗り切るために江戸の都会人は、
腸のはたらきを整える甘酒を飲んだのです。
雑穀ごはんで作る自家製甘酒
雑穀ごはんの残りを熱湯でゆるめて
乾燥麹(こうじ)と混ぜて炊飯ジャーに入れ、
ふたを開けたまま保温にセットすると24時間で
おいしくて甘い発酵甘味料になります。
温かい血液を作り、腸内細菌を育てて
元気でバランスの良い腸を育て
元気な血液を生みます。
元気な血液が元気な細胞の元なので、
雑穀甘酒を使って作るスイーツなら、
甘いものを食べる罪悪感や恐怖が吹き飛びます。
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大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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