【食からひもとく世界 vol.21】合衆国で過剰生産穀物の浪費策として始まった牛肉食の奨励
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこ公式ブログ「輝いて生きる 〜食と生き方のレシピ〜」の連載記事「食からひもとく世界」を編集して掲載しています。連載一覧はこちら
未来食創始者 大谷ゆみこ
日々、つぶつぶ料理を楽しむ感動のプロセスからの小さな気づきがいつしか、この世界の仕組みを知ることとつながっていました。
私の手で、生命エネルギーを思うように扱える楽しさ。その結果を予期する楽しさ。エネルギーに満ちた言葉に表せない「うまさ!」を口にした時の全身が小躍りするような満足感!その幸せを分かち合う歓び、伝えます。
1971年『DIET FOR SMALL PLANET-High Protein Meatless Cooking』がアメリカで出版され、ミリオンセラーになりました。
著者は飢餓と食料問題の世界的研究者のフランシス・ムア・ラッペという女性です。
1982年には『小さな惑星の緑の食卓』として日本でも出版されました。
著者は、肉中心のアメリカ型の食事にはタンパク質の浪費がしっかり組み込まれていて、その浪費分は世界の不足食料の量に匹敵することに気づき、このような食生活が広まり、続いたら、世界の食糧供給が破錠することに警告を鳴らしました。
そして、その解決策として、植物性タンパク質の豊富な穀物や豆を牛の餌にせずに、直接食べれば、食糧危機は回避できるとして、具体的な解決策として多岐にわたる料理を研究し、レシピとして提案しています。
この本が日本で出版されたのは、ちょうど私がつぶつぶ雑穀との衝撃的な出会いを果たした年です。それまで自然食の世界すら知らなかった私にとって、この本との出会いは、地球規模で食について生理学的かつ科学的に考えるという方向性の土台になりました。
つづく
大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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