【連載】未来食講座28
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこ公式ブログ「輝いて生きる 〜食と生き方のレシピ〜」の連載記事「未来食」を編集して掲載しています。
未来食創始者 大谷ゆみこ
食転換の目的
あなたが食を転換したいと思った動機は何ですか。
有害な食生活から安心な食生活に変えたい。
赤ちゃんや子供たちを健康な食事で育てたい。
子供のアトピーを治したい。
冷え性や花粉症など様々な慢性不調を改善したい。
健康を維持したい。
若々しさを保ちたい。
動物を殺して食べたくない。
現代医療に依存せずに病気を治したい。
医者もさじを投げた病気を体の治癒力を目覚めさせて回復したい。
等々、いろいろな理由の方がいます。
私が食を転換した理由は、
人間本来の食は何かを知りたかったからです。
そして、その結果、
未来食つぶつぶの実践によって、自分自身の事例も含め、
これら多くの目的のほとんどすべてが
自動的にかなう数多の事実に直面してきました。
見知らぬ食べ物たち
栃木県の田舎にあった私の母の実家の村には
肉屋も魚屋もありませんでした。
その座敷で行われた結婚式のメインディッシュは
油揚げの煮つけでした。
町工場を営む若夫婦の我が家の毎日の食事は、
ちゃぶ台の上のご飯、味噌汁、漬物に
煮物や冷奴や納豆の繰り返しでした。
そこに、それまで見たことも食べたこともなかった食べ物が
押し寄せるようにやってきました。
味の素もコンソメもチーズもマヨネーズもケチャップも、
コンソメスープもカレーも、バターもはちみつも、
ハンバーグも、ブロッコリーも無かったのです。
パン屋も途中からできました。
生クリームのケーキなど存在しませんでした。
押し寄せる変化の洪水に翻弄されて大人になった私は、
この洪水を積極的に楽しもうという気持ちと、
なんとも言えない違和感を感じる自分とがいつも葛藤していました。
そして、その違和感は
日増しに現実のものになって出現し始めたのです。
体のメカニズムとシステムに適合する食べ物と食べ方
例えば蒸気機関車にも、自動車にも、
そのメカニズムとシステムに適合した
専用の燃料とその入れ方があります。
人間の体にとっても、
そのメカニズムとシステムに適合した
専用の燃料と入れ方、
つまり食べ物と食べ方があるのでは、
とひらめいたのです。
そして、その視点から
日本と世界の食生活史や、
現代に残る伝統の食の技で
本質を残したものを探し求めました。
そして、食べ物と食べ方の両方が
その鍵を握っていることに気づき、
一歩ずつ検証しながら食を転換して
創造したのが未来食つぶつぶです。
食転換のスタートから33年間、
家族ぐるみで元気な日々を送っています。
ただそこにも大きな落とし穴があることも気づきました。
次回はその落とし穴についてお伝えしようと思います。
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大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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