雑穀つぶつぶ食で体を変える 16 〜おいしいから健康〜

＊この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこの著書『雑穀つぶつぶ食で体を変えるーおいしいから健康ー』（講談社+α新書）よりお届けします。

未来食創始者 大谷ゆみこ

第1章

グルメOLからナチュラリストへ

食と体に関する価値観が大きく変わり、
さまざまな探究を続けていく中で、
心と体の自立のために必要なのは、

経済的自立ではなく
食と医療の自立、

そして

その基本は次の４つの基礎知識
ということがわかってきました。

１、何が食べ物かを知っていること

２、いのちの仕組みを知っていること

３、いのちと食べ物のホントの関係を知っていること

４、自然界の仕組みとルールを知っていること

ヒマワリは
ほうっておいてもヒマワリになり、

スミレはスミレに、
バラはバラになるように、

人間には人間として
生きるプログラムが
すべて備わっていること、

そのプログラムが、
生まれてからの情報乱射で
ふたをされてしまっていること、

それを思い出して
回路をちゃんとつないであげれば、
だれでも健康に
生きられることを知って、

私が私らしく生きるための
さまざまな実践がスタートしたのです。

具体的に、心と体を自立させて
自分たちの手で
自給的な暮らしをつくるには、

次の３つの技術が必要だということも
ハッキリ見えてきました。

１、大地から食べ物を直接分けてもらう食料獲得術

２、体の生命力を高める食術・料理術

３、体のバランスをととのえ自然治癒力を引き出すセルフヒーリング術

それからは、
この３つの技術の習得のために
全力を傾けました。

食料獲得術を身につけるために、
毎週、神奈川県小田原市の
自然農業の実験場に通い、

食術・料理術は
本を頼りの実践と、
自然食の料理教室に通いました。

毎食が実践と研究の場になり、
体のメカニズムを学びながら
ヒーリング術を家族や友人にまで広げて
実習する日々は、

発見と感動の連続、
日ごとに生きる勇気が
わいてくる毎日でした。

それまでのなんだか
よそよそしい人間関係が
どんどんぬくもりと
手応えのあるものに変わっていきました。

３つの必須技術を身につけた自信から、
不安もなく、意気揚々と
暮らしの転換のスタートを
切ることができたのです。

そして、
実際に自然の中での暮らしは
驚くほどらくちんに進むことになったのです。

その他の記事はこちらから
【連載】雑穀つぶつぶ食で体を変える »

　大谷ゆみこ

未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO

1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。

暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ＠山形」
日本ベジタリアンアワード第１回ビーガン賞、第２回大賞、第３回料理家グループ賞。日本で２人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。

『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食７つのキーフード』『野菜だけ？』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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