雑穀つぶつぶ食で体を変える 05 〜おいしいから健康〜
＊この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこの著書『雑穀つぶつぶ食で体を変えるーおいしいから健康ー』（講談社+α新書）よりお届けします。
未来食創始者 大谷ゆみこ
第1章
グルメOLからナチュラリストへ
わが家の食事は
朝食と夕食の１日２回。
朝は、
それぞれが思い思いの、
ときにはいっしょのひと仕事。
ひと遊びのあと、
９時くらいから
朝食作りとおやつ作りを
いっしょにはじめ、
10時ごろには
けっこうボリュームのある食卓を囲みます。
毎朝ゆったり
ブランチという感じです。
食後は
夕方まで遊び、
学び、働く自由時間、
午後２時には
朝、用意したスナックやスウィートで
気分転換の飲茶タイム、
みんな集まって
おやつをほおばりながら、
とりとめのない
おしゃべりを楽しみます。
そして
２度めの自由時間のあと、
夕方５時には
夕食の準備をはじめ、
６時すぎには
食卓につきます。
ずいぶん前から、
私たちの仕事が忙しいときや
出かけているときは、
子どもたちだけで
食事の準備もおやつの準備も
こなせるようになりました。
１日２食の理由の１つは、
３食のごはんと
デザートまで食べたら、
栄養過多になってしまうこと。
昔の人とくらべて
はるかに体を使わないで暮らす現代人には、
３回の食事は
カロリーオーバーです。
もう１つの理由は、
手作りの食生活で
３回食事をすると、
料理に費やす時間が長すぎて、
自由時間がとれず
仕事や遊びに打ち込めなくなること。
そして３つめは、
自然の甘みのハーモニーを楽しめる
雑穀のおやつ「つぶつぶスウィート」を
毎日楽しみたいからです。
甘いものを食べながら
お茶とおしゃべりを楽しむ時間は、
体をくつろがせ、
心にとっても大きなパワーを
与えてくれます。
いつのころからか、
甘いものを食べると太る、
虫歯になる、健康に悪い等々、
甘いものには
ネガティブなイメージが
定着してしまいました。
「食べないほうがいいのはわかってるけど、
ついついやめられない。
私ってなんて意志が弱いんだろう」
と罪悪感とともに
食べる甘いものは、
そのネガティブな思いだけでも
体を破壊してしまいます。
甘いものが
太る原因になったり、
体に悪い原因の１つは
白砂糖ですが、
それ以外の材料も
精製過剰のものの組み合わせなので、
ミネラルと繊維、
ビタミンが不足して
体の中で栄養を奪ったり、
不完全燃焼になって
体を汚したり、
神経を刺激しすぎて
体のメカニズムを
狂わせることになるのです。
その点、
砂糖なしの「つぶつぶスウィート」は
繊維とミネラルとビタミンの宝庫。
ごはんがわりになる
おやつなので
大いばりで楽しめるから、
心の健康にも大きく貢献します。
雑穀のお菓子は、
ごはん作りのついでに
気軽に作れることや、
牛乳も生クリームも卵も使わず、
コクと風味のあるおお菓子が楽しめること、
冷蔵庫がなくても作れることが
大きな魅力です。
その他の記事はこちらから
【連載】雑穀つぶつぶ食で体を変える »
大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ＠山形」
日本ベジタリアンアワード第１回ビーガン賞、第２回大賞、第３回料理家グループ賞。日本で２人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食７つのキーフード』『野菜だけ？』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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