雑穀つぶつぶ食で体を変える 05 〜おいしいから健康〜

＊この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこの著書『雑穀つぶつぶ食で体を変えるーおいしいから健康ー』（講談社+α新書）よりお届けします。

未来食創始者 大谷ゆみこ

第1章

グルメOLからナチュラリストへ

雑穀スウィートで飲茶を楽しむ

ひと遊び、
ひと仕事したあとは、
お菓子作りです。

朝食で残しておいた
モチキビとカボチャのきんとんに小麦粉を加え、
自然塩をひとつまみ。

すりこ木で軽く突き混ぜたら、
直径２センチくらいの長い棒状にします。

それを輪にしてつなぎ、
ドーナツ型に。

油が適温になったら、
揚げはじめます。

わが家のガス台はキッチンの真ん中。

通常の台の足を20センチほど切って、
低めにしてあります。

子どもたちでも料理ができるし、
大きな鍋をかけて料理するにも、
ちょうどよい高さです。

今日は快晴。

気温も高いので、
飲茶タイムは庭にテーブルを出して、
愛犬のソラもいっしょに
楽しむことにしました。

郷田はテーブルとイスを出す役、
優気はドーナツ形を作り、
太久はドーナツを揚げる役、
未来は湯飲みや取り皿を用意する役、
と上手に分担して
飲茶の準備がととのいます。

といっても、
子どもたちの飲み物は水、
お茶は私たちおとなの分です。

子どもたちは
夏場にはたまに
水で割ったジュースを
飲むこともありますが、

ふだんはほとんど
水しかほしがりません。

わき水ほど
エネルギーに満ちた健康的な、
そしておいしい飲み物はない
というのが実感です。

わが家では、
コーヒーも紅茶も
ほとんど食卓には登場しません。

お茶といえば
ほうじ番茶か、
穀物を焙煎した「つぶつぶティー」。

まったりとコクのある
ノーカフェインのおいしいお茶です。

揚げたての
ホカホカドーナツは、
まったく砂糖を入れていないのに、
十分に甘い。

モチキビとカボチャの甘みが
上手に引き出され、
それぞれの
素材の個性的な味わいを
深く楽しむことができます。

私たちは30歳のときから、
子どもたちは生まれたときから、
砂糖をいっさい食べないで
暮らしてきました。

このドーナツは、
見た目はお菓子ですが、
調味料が自然塩だけの揚げおむすび。

いくらほおばっても安心です。

雑穀で作った「つぶつぶスウィート」は、
ごはんがわりになるおやつです。

その他の記事はこちらから
【連載】雑穀つぶつぶ食で体を変える »

　大谷ゆみこ

未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO

1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。

暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ＠山形」
日本ベジタリアンアワード第１回ビーガン賞、第２回大賞、第３回料理家グループ賞。日本で２人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。

『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食７つのキーフード』『野菜だけ？』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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