【油の話 vol.12】ヤマヒサ 完熟・手摘みオリーブ油
*この投稿は以前発刊していた会報誌『月刊つぶつぶ』より特集シリーズ「特集 油 〜健康を支える油、健康を損なう油〜」から一部編集して掲載しています。連載一覧はこちら
日本各地には、現代の工業化に負けず、厳選した材料を昔ながらの安全な製造法で搾った、風味豊かなおいしい油を作っているメーカーが残っています。健康を支える油の作り方と、現代の油の製造法の違いを知り、良心的なメーカーのおいしい油を食べて、健康な食卓を取り戻しましょう。
小豆島の太陽と人が育てたオリーブ油
昭和7年創業、杉樽仕込みの伝統的な醤油作りで有名な老舗ヤマヒサ。醤油の他にも安心して食べられるもの作りを目指し小豆島の特産品であるオリーブを使ったオリーブ油を製造しています。
平成元年には植松社長自ら畑を耕し、化学肥料や除草剤など一切使わない自社農園でのオリーブ栽培を開始。草取りなどの作業を社員総出で交替しながら行い、平成9年、ようやく何本かのオリーブ油が作られました。以来、徐々に作付面積を広げ、現在限定品として「完熟・手摘みオリーブオイル」を販売しています。
実が青いまま搾油するヨーロッパ産オリーブ油は、緑色でピリっとした刺激が特徴ですが、完熟した実を搾る小豆島産は、明るい黄金色でマイルドな風味。
生のままパンにつけたりドレッシングやマリネに使ったりして、フレッシュなオリーブ油が持つ喉ごしのやわらかさ、フルーティな香りをぜひ味わってみてください。
また、乾燥する季節には、乳液やクリームのように手足や髪、頭皮にすりこむと、お肌をしっとりつやつやに保つことができます。
小豆島産100%オリーブ油
手間ひまかけて大切に育てられたオリーブを、秋に手摘みで収穫し、すりつぶした後搾油したオリーブオイル。
株式会社 ヤマヒサ ホームページ
http://www.yama-hisa.co.jp/