【油の話 vol.11】やまき食品 なたね油
*この投稿は以前発刊していた会報誌『月刊つぶつぶ』より特集シリーズ「特集 油 〜健康を支える油、健康を損なう油〜」から一部編集して掲載しています。連載一覧はこちら
日本各地には、現代の工業化に負けず、厳選した材料を昔ながらの安全な製造法で搾った、風味豊かなおいしい油を作っているメーカーが残っています。健康を支える油の作り方と、現代の油の製造法の違いを知り、良心的なメーカーのおいしい油を食べて、健康な食卓を取り戻しましょう。
地元で愛され、生き続けた本物の味
昭和21年の創業から現在まで、丁寧で時間をかけた昔ながらの製油法を守り続けているヤマキ食品。
脱色剤を使って無色化したり、添加物による脱臭を行ったりしないヤマキのなたね油には、黄色い菜の花そのままの色と、菜種そのものの香りがしっかり残っています。専務の浜野さんは「日本古来の食生活を次の世代の子どもたちに確実に伝えていきたい」と熱く語ります。
ヤマキ食品では、地元の子どもたちや消費者団体などを対象に、工場見学会なども積極的に行っています。市販の油との違いや油の効用、上手なつきあい方などの情報を盛り込んだ資料作り、広報活動などにも力を入れています。
今後は、地域活性化のため休耕地に菜種を栽培する自治体の協力を得て、廃油のバイオ燃料化や菜種粕の畑への還元など、資源循環サイクルの試みも視野に入れているそう。食品メーカーとして安全なものを作っていくだけでなく、地域循環型社会のネットワーク作りにも取り組んでいるのです。
国産菜種油3本セット
昔ながらの無添加圧搾一番搾りの風味豊かな菜種油です。
ヤマキ食品株式会社ホームページ
http://yamaki-f.jp/