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未来食つぶつぶ 公式ブログ

南部鉄器|未来食つぶつぶ商品紹介 vol.9

南部鉄器とは、岩手県南部鉄器協同組合連合会の加盟業者によって作られている鉄器のこと。未来食つぶつぶクッキングでは、揚げ物、焼き物、炒め物など、料理からスイーツに至るまで、あらゆる場面で登場する南部鉄器。今回は、南部鉄器で料理するとなぜおいしいのか、その秘密や理由をお伝えします。

世界からも注目される南部鉄器

南部鉄器は、長い歴史を持つ伝統工芸品としても価値の高いものでありながら、日本国内のみならず、海外でもみかけることが多くなってきました。

未来食ショップつぶつぶで扱っている南部鉄器は、岩手県奥州市のOIGEN/及源鋳造株式会社さんのものです。OIGENさんのモットーは「愉しむをたのしむ」。道具を育てることを愉しむ、楽しんでいる自分を愉しむ。だからこそ、OIGENさんの商品は機能性だけでなく遊び心が満載。見て、使って、楽しくなる商品がいっぱいです。

社長の及川久仁子さんは、「私たちは地元に密着し、そして人にこだわり、人が日々使う家庭用品にこだわっています。だから、鉄器はどんどん使って育てていってほしい。」とおっしゃいます。

世界のトップデザイナーとコラボレーションしたり、国内外のシェフに愛されているのも納得。工場内にあるファクトリーショップは、とても居心地のよい空間で、素敵な鉄器がずらりと並んでいます。

工場内にあるファクトリーショップには素敵な鉄器がずらり

商品ラインナップ

南部鉄クックトップ 丸 深型
※大(容量4ℓ)と中(容量1.9ℓ)の2サイズがあります

南部鉄フライパン
※大(直径約24cm)と小(直径約20cm)の2サイズがあります

クックトップは、少ない水で煮込みができるほか、炊く、焼く、蒸すと、様々な用途でフル活用できる鉄鍋です(IH対応)フライパンは、厚みがあり均一に熱が行き渡るので、ムラなく焼けます。小さいサイズはクレープなどを焼くのに最適。一度加熱すれば弱火でも温度が下がりにくい蓄熱性の高さも魅力です。

*つぶつぶマストアイテム「南部鉄器」や一生物の調理道具の購入はこちら*
https://www.tsubutsubu-shop.jp/category/189.html

使っていると貧血予防にもなる南部鉄器

体内に鉄が不足したために引き起こされる鉄欠乏性貧血は、さまざまな種類のある貧血のうち9割以上を占めると言われています。

日本では、40歳以上の女性の25%が貧血状態にあるという報告もあります。厚生労働省が毎年おこなっている「国民健康・栄養調査報告」から女性の鉄の摂取量を見ると、昭和50年までは12g/日と充分に摂れていますが、平成12年を境に8g/日まで減り、現在はさらに減少しています。

南部鉄器は調理の際に「二価鉄」が溶け出すため、溶け出した鉄分を一緒に食べることによって、簡単に鉄分補給ができます。しかも、鉄器から溶け出す二価鉄は、体に吸収されやすい鉄であるため、鉄欠乏性貧血の予防や改善に効果が期待できます。

平安時代から親しまれてきた鋳物(いもの)

北上山地という鉄山と北上川に挟まれた、OIGENさんのある岩手県水沢地区は鋳物工場が密集する地区。南部鉄器というと盛岡を思い浮かべるかもしれませんが、実は、水沢地区の方が歴史が長く、平安時代から主に庶民の道具となる鋳物をつくり続けています。

鋳物づくりには、砂や粘土を焼き固めて型を作る江戸時代から続く伝統製法と、砂を使った機械でプレスして作った鋳型を使う製法があり、機械を使って型を作る場合でも、必ず職人が手で触って砂の温度を最終確認します。

今もなお多くの鋳物工場が存在する中、鉄瓶や急須など茶器以外の生活用品が作れる職人がいる工場はわずか。その中でも、OIGENさんは自社ブランドを持ち、商品開発から流通まで一手に行なっています。

ひとつひとつ手間をかけて作られている鉄器たち

鉄は電気炉かキューポラ※1で溶かします。1,500度に熱せられ、溶けて真っ赤になった鉄は、冷めないうちに素早く鋳型に流し込みます。流し入れる穴を「湯口」と言い、直径4〜7センチの湯口に素早く入れるには熟練の技が必要です。

OIGENさんの丸いロゴマークは、この湯口をかたどったものだそう。同じ鉄でも、電気炉で溶かすか、キューポラで溶かすかで性質が異なるため、商品によって炉を使い分けています。

鋳型に流し込まれた鉄は、20メートルほどの長さの太い管の中で1時間かけてゆっくり回転しながら冷まされ、その後、エプロンショットという機械の中で鉄の小さな粒と一緒に回転させて表面の砂を落としていきます。最後の製品チェックは、目視と打音検査を行います。木槌で叩いた音の違いで、中に空気が入っているかどうかがわかるという、まさに職人技です。

鉄鍋の黒い色は、実は、鉄の色ではなく、錆止めとして仕上げに塗った漆の色(現在では、漆の高騰などによりカシュー塗装※2)。洗剤を使って洗いすぎると、この塗装が剥げて錆びやすくなるので、注意が必要です。また、乾かす際も空焚きはしない方がよいとのこと。南部鉄器の扱い方はとてもシンプルです。使ったらその都度乾かすなど、ほんの少しのルールを守ることで、一生物の道具になり、使えば使うほど道具が育ちます。

あなたも、南部鉄器で料理したおいしさと道具を育てる楽しみを味わってみませんか。

※1…コークスの燃焼熱を利用して鉄を溶かし鋳物の溶湯(ようとう:溶解され液体状になった鉄)を得るための溶解炉
※2…カシューナッツを主原料にした合成樹脂塗料

溶解した鉄を鋳型に流し込む工程

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