未来食つぶつぶで安心安全を手に入れた / 松村みどり(1/3)
長野県豊丘村を拠点に活動している
つぶつぶマザーの 松村みどりです。
山の斜面の、昔ながらのりんご園を夫と切り盛りしています。
地域ぐるみで雑穀も育てています。
つぶつぶ農家民宿を目指しています。
じつは、娘の引きこもりが縁で出会ったつぶつぶですが、
娘はすっかり魅力的な妻、母、つぶつぶシェフになりました。
そして、あきらめていた
私の長年の課題の答えが見つかったのです。
さらに自然に体の不調が解消し10キロもダイエットしていました。
娘が引き合わせてくれたつぶつぶのおかげで、
私自身が変わり、夫が変わり、家族みんなが変わって
夫婦共通の夢もでき、ぐっと仲良くなれました。
今では、清々しい気持ちで、私自身が本当の自分、
最高の自分でキラキラ,わくわく生き、暮らすことで、
周りの人に「人生って楽しんでいいんだっ。」
というメッセージを伝えていく
つぶつぶマザーの活動を楽しんでいます。
わが家は専業農家で、りんごを主に、
梅、市田柿を作っています。
自家用にお米、野菜も作っています。
お米は売るわけではないので
カメ虫がついてもいいし、
収量が少なくても家で食べるだけの量があればいいので
ならば農薬不使用で作りたいという事になりました。
という訳で
私の夏の主な仕事は田の草取りです。
近くには、田の草取りしている人はおらず、
興味深々の目でみられますが、
「どう思われようと自分の食べる物だしいいか。」
と思い、けっこう夏中、田んぼに通っています。
それと、昨年豊丘村で雑穀研究会が発足したのをきっかけに
我が家でも雑穀栽培をはじめました。
アマランサスともちキビの二種類を作ってみました。
もちキビは黄色くて、食感はもちもちして御餅に混ぜてつくと、
御餅が黄色くなってとってもきれいで、御餅も少し軽い感じになります。
豊丘雑穀研究会の雑穀ポップバーは
テレビや新聞に何度も取り上げられて
作っても作っても売れてしまいます。
ちょっと前の「食べるラー油」ブームみたいに
いつも商品の棚は空っぽみたいな感じです。
私たちは、知らぬ間に、
安心安全な食べものが消えてしまった
社会に住んでいます。
自然の摂理を無視して、
遺伝子組み換えや食品添加物などを使って
経済が都合よく効率よくまわることを優先に
社会が回っているのです。
こんな現実の中で、途方に暮れているのが
子どもを産み育てる役割の私たち女性ではないでしょうか。
私は、運良く未来食つぶつぶに出会ったおかげで
この現実に怯えるのでも憂えるのでもなく、
自分の手で安心安全な現実を、
確信を持って整えることができるようになりました。
日本人は昔から食事をすることも「ごはん」と呼び、
炊いた穀物も「ごはん」と呼んでいたというあたりまえのことを
すっかり忘れていたことに気づかされました。
小さいころ、おかあさんに
「ごはんよ~っ。」って呼ばれると、
なんか幸せな気持ちになった記憶は
みなさんにもまだ残っていませんか。
昔はお米に限らず、穀物の稔った姿をイネと呼んでいて、
古代人にとっての意味は イネは命の根っこという意味だと、
教わった時、ストーンと何かが腑に落ちました。
私が子供のころお米やごはんは食べ物のなかでも
特に大切にしていました。
そして、炊いた穀物=ごはんをたべる事で
元気に生きてきた歴史があります。
今の食生活は精白しすぎない穀物どころか、
白米も食べる機会が 少なくなっています。
白米に2割の雑穀を混ぜて炊くことから
あなたのいのちの自立がはじまります。
雑穀入りスープを毎日食べるだけでも効果があります。
続けることが大切です。
宇宙開発のNASAが南米の雑穀のキヌアを宇宙食に指定するくらい、
雑穀は完全な栄養バランスの良い食べ物で
日本の雑穀もほとんどキヌアの栄養素と変わりないそうです。
それと昔は5大栄養素で炭水化物、脂質、タンパク質、
ビタミン、ミネラルだったのが、
今は6大栄養素で食物繊維が栄養素として認められるようになり、
以前なら栄養のないカスと思われていたものが注目されるようになりました。
食物繊維の多いものというと
野菜とかその中でもセロリとかレタスとか歯ごたえのある
繊維質のイメージだったのですが、
実はごはんには食物繊維がいっぱいで、
なんとごはんを炊いたときのねばねばも
水溶性の食物繊維と知った時は驚きました。
さらに、雑穀の色のポリフェノールが、
私たちの細胞を酸化から守ってくれます。
それと
「雑穀には1割のタンパク質と
7割の炭水化物が含まれていて、
たんぱく質を消化するのには7倍の炭水化物が必要」
という体の生理にぴったりという事を知り、
栄養計算いらないじゃん、
ごはんに雑穀入れて食べればいいんだ!
と分かったとき
すごく納得し、感激したのを覚えています。
つぶつぶマザー
松村みどり
つづく(1/3)