【連載】未来食講座 14
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこ公式ブログ「輝いて生きる 〜食と生き方のレシピ〜」の連載記事「未来食」を編集して掲載しています。
未来食創始者 大谷ゆみこ
体に備わっている素晴らしいメカニズム
あなたの体には、最初から
健康に生きるための高度なシステムが搭載されています。
環境適応力、細胞の新陳代謝システム、自己修復力、
解毒力、免疫力、排泄システム等々が絶妙のチームワークで働いて
瞬時も休まず体を守り続けています。
健康への第一歩は、
体のしくみとその持っている力を知り、
その驚異的な生命力を信頼することから始まります。
多くの人が
「体は脆くて弱いもの、
つねになんとか対策しておかないと壊れちゃうもの、
健康を維持するのは難しい」
と思い込んでいて、
体を全く信頼していません。
だから、その通りの現実が現れます。
病気の根本原因は
じつはこの考え方にあるのです。
適正な燃料と調整剤を補給する
蒸気機関車には燃料である石炭が、
車にはガソリンが、
宇宙ロケットには宇宙ロケット用の燃料である
液体水素が必要です。
そして、システム維持のために
水やオイルや液体酸素を常に補給します。
人間にとって
石炭やガソリンや液体水素に当たるものが
なんだか知っていますよね。
それは、炭素と水素の化合物であるでんぷんです。
私たちはでんぷんの塊であるごはんを
毎日食べることで燃料を補給し続け、
それによって動くことができる体を持っています。
燃料とあわせて
システム維持のための水や植物油や
ビタミン、ミネラル、食物繊維などを
適正に摂取することで
体に備わった種々の働きが潤滑に進みます。
体の働きを邪魔するものを入れない
体は、特別に効果のある何かを求めていません。
普通の適正な燃料が必要なのです。
それも、チームワークで働いてくれる
調整栄養素付きの燃料です。
体に必要ない邪魔な物質ばかりの現代食、
必要な栄養が欠けている現代の食事では、
体が持っている健康維持システムが
スムーズに働けません。
食べたものを完全に消化することも、
栄養の吸収を体調に応じてコントロールすることもできません。
その結果、不純物だけでなく
食べた栄養分の多くが体の役に立つことなく、
体のあちこちに停滞し、
脂肪細胞として蓄積してしまうのです。
特に大食漢でなくても、
じわじわと内臓のまわりから脂肪が蓄積していくのが、
現代の食事の大きな問題です。
肝臓は、不調和な栄養分や
産生する毒の処理に追われて悲鳴をあげ、
眠気、頭重、疲労感、肩こり、胃部膨満という形で訴え、
だんだん肥大していきます。
現代人のカラダの中は、
蜘蛛の巣のはった錆び付いた機械の、
資材も燃料も不足して、
働くスタッフもあきらめて
投げやりになっている工場のように
なっています。
どんどん錆び付き、ゴミやススが溜まり、
倉庫は不良在庫で満杯、ゴミ箱もいっぱいで
捨てる人もいません。
こんな状態の体に、
さらに必要のない邪魔な物質を入れる行為を
健康のためと勘違いして、お金をつぎ込むコトは、
体いじめの何ものでもありません。
心と体の関係、体のしくみ、
食べものと体の本当のメカニズムをトータルに学んで
不健康増進のループから抜け出しましょう。
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大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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