雑穀つぶつぶ食で体を変える 28 〜おいしいから健康〜
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこの著書『雑穀つぶつぶ食で体を変えるーおいしいから健康ー』(講談社+α新書)よりお届けします。
未来食創始者 大谷ゆみこ
第2章
雑穀はおいしい
アメリカでは 10年以上前から、
「デザイナーフーズ計画」
という行政主導のプロジェクトができ、
全粒穀物を食全体の6割以上食べる
「食のガイドピラミッド」
というものを発表して指導を続けています。
宇宙食の研究開発をすすめる
NASA(アメリカ航空宇宙局)もまた、
雑穀のすぐれた栄養バランスに着目しています。
それまで雑穀として
ほとんど忘れられていた
インカの伝統の主食作物であるキヌアを研究し、
10年以上前に
完全な栄養バランスをもった
スーパーグレインとして宇宙食に指定、
二度にわたって「21世紀の主食」と発表しました。
アメリカやヨーロッパでは、
スーパーグレイン「キンワ」
として脚光をあび、
自然食品売り場に並べられ、
料理本もたくさん出版されました。
栄養成分表でくらべてみると、
キヌアの栄養バランスが
日本の雑穀とほとんど同じなのに驚かされます。
タンパク質は
日本の雑穀の中でいちばん多いキビよりやや多く、
脂質は
いちばん多いヒエよりやや多い、
繊維は
キビやヒエの半分くらいです。
鉄分は
いちばん多いアワより
やや少なく大麦と同じ、
カルシウムは
ヒエと同じくらいです。
NASAでは食物繊維が多いことと、
鉄分、カルシウムなどのミネラルの豊富さと
ビタミンE含有量の多さ、
そして
必須アミノ酸をすべて含んでいる
ことを取り上げています。
その他の記事はこちらから
【連載】雑穀つぶつぶ食で体を変える »
大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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