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《雑穀栽培レポート vol.4》雑穀畑の風の草刈り

この投稿はつぶつぶマザーの岩崎信子さんのブログ記事を一部編集して掲載しています。
雑穀栽培レポート 前話 vol.3はこちらから


7月に入り、梅雨の長雨が続くなか、再び埼玉県小川町のつぶつぶマザー岩崎信子さんの雑穀畑にやってきました。今月は、風の草刈りを習います。6月に植えた雑穀たちがどんな風に成長しているかとても楽しみです。

暑さ対策のため、いつもより一時間早く9時からのスタートでした。まずは全員で自己紹介をして、それからお昼の準備に入りました。今日のメニューは、以下の通り夏らしいメニューです。

アスパラキビごはん(アスパラをいんげんとズッキーニに替えて)
めんつゆで食べるそうめん
冷や汁ソーメン
ズッキーニとトマトのサラダ
紫玉ねぎの柴漬け和え

冷や汁ソーメンには、炒ったエゴマをすり鉢ですったものを使います。最初に信子さんのデモンストレーションを見させてもらったあと、参加者同士で交代しながら、すりました。どうすれば信子さんのデモンストレーションのように力を入れずにエゴマをすれるのか、みんな興味しんしんです。

それから「大地の再生講座」を開いている矢野智徳が風の草刈りについてレクチャーしている動画を、参加者みんなで視聴して、風の草刈りのやり方とその理論について学びました。

「疲れるということは、体のどこかが無理をしているということ。昔の人が年を取っても農作業ができたのは、体の使い方を知っていたから」

という言葉にハッとさせられました。風の草刈りでは、草の根元を持って、ゆらゆらと揺れる上の部分だけ刈っていきます。その刈り方は腰をかがめることなく、鎌を円形に回してサッサッサと前に進むので、とてもスピーディです。根元から刈り取る草とりと比べて体の負担も少なくてすみます。

信子さん宅のすぐ上にある雑穀畑で、まずはアマランサスの草とりからです。まずは信子さんにやり方を見せてもらいます。稲刈りで使うのこぎり鎌を円形に回すように素早く動かし、どんどん前に進んでいきます。

苗植えから約一か月半ほど経っていますが、苗植えのときには20センチ程度だったアマランサスが、腰くらいの高さまで成長していました。根元が赤いので、風の草刈りが初めてでも、これは切ってはいけないと分かります。

逆にもちアワやもちキビの茎は見極めが難しく、作業がなかなか進みません。でも、よく見ると確かに同じくらいの大きさに成長した雑穀たちが規則正しく並んで生えているのが分かります。

風の草刈り初心者の私は、なかなかスピードアップするのが難しかったですが、途中からコツがつかめてきました。それでも、苗と苗の間を刈るときは、苗を傷つけないようにとても神経を使います。

信子さんも「最初はゆっくりでいいよー」と言ってくださいましたが、信子さんの風の草刈りのお手本は、株間の草刈りもとても早くて驚きでした。雑穀栽培16年目の熟練の技を感じます。熟練ここまでできるようになるにはまだまだ鍛錬が必要なようです。

こうして、雑草の揺れる部分を刈っていくことで、雑草の茂り具合がだんだんと弱まっていくのだそうです。雑草を作物の敵とみなして、なるべく短く刈るやり方とは違い、自然と寄り添い、自然を生かす農法だと思いました。雑草も畑の一部であり、大事な役割を担っています。

そして、今回も信子さんから面白いことを教わりました。もちアワのそばには、もちアワに似た猫じゃらしのような雑草が、「私はもちアワよ」と言わんばかりに生えるのだそうです。また、アマランサスのそばにもアマランサスによく似た葉っぱの植物が生えていました。植物も生える場所を自分で選ぶようです。知れば知るほど自然界は不思議がいっぱいだと思います。

一時間ほど、上の畑で練習したあと、下の畑に向かいます。下の畑には、参加者のみなさんが信子さんから借りて一年かけてお世話をしているマイ畑があります。7月のマイ畑の様子はこちら。

ばらつきもありますが、どれも元気によく育っています。上の畑で練習させてもらったので、下の畑では自信を持って作業ができました。直播きした高キビたちも出芽し、少しずつ育っているのが確認できました。

この日の天気は曇りで、作業するのにちょうどいい気温でした。なかなか梅雨が明けず、関東では涼しい日が続いてるそうです。早く梅雨が明けて、雑穀たちがグングン育っていくといいなと思います。

風の草刈りをしたあとの畑の様子はこちら。

参加者さんの畑のアマランサスからはもう穂が出ているものがありました。この赤い穂の部分がどんどん長く成長して秋には収穫となります。今からドキドキ、ワクワクしてしまいます。

お昼の鐘が鳴って、信子さん宅に戻り昼食作りの仕上げをして、念願のランチタイムになりました。エゴマ入りの冷や汁ソーメンがとてもおいしかったです。そしてランチタイムのあとは、参加者さんの一人が、自宅から月桂樹の葉を摘んで、お茶にして出してくださいました。乾燥させるとローリエになる月桂樹ですが、生の葉をお茶にするととても香り高く、味はまろかやでとてもおいしいことが分かりました。

このように参加者さんの得意を生かして、みんなでシェアできるのも信子さんの教室の面白さです。信子さんの柔軟な思考、なんでもウェルカムな姿勢が素晴らしいと思います。

風の草刈りについてはよく分かりましたが、害虫対策はどうしているのか、信子さんに聞いてみました。その答えは意外なものでした。

「特になにもしてない。肥料をたくさん与えると幹が太くなってそこにメイガが入ることがあるけれど、うちは無肥料だから、メイガが入るほど幹が太くならない」

無肥料で育てるということは、そんな意味もあるのかと目からウロコでした。私が地元の畑で育てている雑穀たちはとても茎が太いです。雑穀たちの無事を祈るばかりです。茎にメイガが入ったら、茎ごと取って燃やすそうです。

午後は、田んぼに行って田んぼの草取りをしました。両手を広げて、イネの周りの草を根っこごととります。有機の田んぼで、除草剤などは使用していないので、これまで何度も草取りに入っているそうです。そのせいもあってか、雑草の量はそれほど多くありませんでした。

自然農法の田んぼでも、人によって様々なやり方があり、草取りも4回でいいという方と、8回以上入るという方がいるそうです。信子さんは、後者の8回以上のやり方を採用しているとのことでした。

どちらにしても無農薬栽培は手間がかかります。それでも、除草剤を使わずに田んぼに入って草取りする農家さんに改めて感謝したいと思いました。

裸足で田んぼに入る参加者さんもいました。足の裏からデトックスされて、最高のアーシングになります。私は田植え長靴をはいて入りましたが、素足で入った参加者さんによると泥の感触がぬるっとして、とても気持ちがよかったそうです。私も素手で柔らかい泥に手を突っ込んで雑草を取るのが、最高に気持ちよく、田んぼには雑穀畑とは違う楽しさがあるなと感じました。

取った雑草は土手に投げるのですが、このとき、雑草に付いた泥はなるべくゆすいで落とすようにとのことでした。泥も大事な田んぼの栄養という理由だそうです。

田んぼでの草取りのあとは、つぶつぶ実践者の武蔵ワイナリーさんで米飴を使って作ったブドウのジェラートをいただきました。ブドウの味が強く、とても甘く感じました。

みなさんがほぼ食べ終わったところで、今日の感想をみんなでシェアしました。

「雑穀畑の草取りは、雑草と雑穀の見分けがつきづらく難しかった。私たち人間にも難しいということは、鳥にも難しいということ。自然界はよくできていると思った」

「田んぼでのアーシングが気持ちよかった」

「田んぼ、大きく言えば、地球に遊んでもらった気がする」

「畑の知識や経験ゼロでも、信子さんの畑に来れば、本格的な農作業ができるのがありがたいと思った」

「今日来てみて、やっぱり自分でも田んぼがやりたいなと思った」

「普段は頭を使う仕事をしているが、今日は頭を空っぽにして作業することの心地良さと大事さを知った」

「雑穀にツルが巻いていて、それを取ってあげるのが大変だった。もう少し遅れていたら大変だったと思う。農作業には今日じゃなくちゃダメというタイミングがある。今ここの感覚を大切にしていきたい」

どの感想も今日一日体験したからこその、素敵な生の声だと感じました。つぶつぶを実践すると単に食だけでなく、自然に対する共通の感覚を持った響き合う仲間に出会えます。響き合う仲間と真剣に遊ぶ、それが「今日も最高に心地よかった」と思える場を作り出してくれます。

次回は8月、暑さ対策でまた朝9時集合です。次回は風の草刈りの続きと防鳥対策をします。8月は梅雨が明けて、気温もあがり雑穀たちの背丈もぐんと大きくなっていることだろうと思います。

虫よけの対策をしっかりして、野外でのバーベキューも楽しみにしながらまた小川町の雑穀畑に来たいと思います。

未来食つぶつぶ 畑へおいで! 主宰  岩崎信子
文責:つぶつぶ雑穀料理教室あずさ 主宰  丸山あずさ
写真提供:つぶつぶ会員 一泉百葉さん

 

未来食つぶつぶ 畑へおいで!のレッスン一覧はこちら
https://tubutubu-cooking.jp/schools/detail/34 »

 

雑穀栽培をより詳しく知りたい方へ、本やDVDのご紹介

雑穀の育て方について、詳しくは、下記の書籍またはDVDを参考にしてください。

育てて楽しむ雑穀 栽培・加工・利用(創森社)

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雑穀が未来をつくる(創森社)

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DVD郷田和夫の雑穀調整技法

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※ 雑穀のタネは、毎年4月中旬~5月いっぱいを目安に「未来食ショップ つぶつぶ」で販売しています。(農薬や化学肥料を使わずに栽培された在来種の種です。)

 

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