雑穀、収穫中!《つぶつぶ農法セミナー第4回 レポート》
9月13-14日に開催した
「つぶつぶ農法セミナー第4回」の様子をお届けします。
秋、いよいよ、雑穀の収穫シーズン!
今年も、セミナー会場となる新潟県・大島農縁さんの畑では
立派な雑穀が育っていました。
今回は、高キビの収穫と
8月に収穫済のもちキビの脱穀をしました。
高キビは、人間よりずっと背が高く
生命力に溢れています!
穂も、たわわに実っています♪
はちきれんばかりの雑穀の粒、おいしそう!
鳥が食べたくなる気持ちがわかります。。
高キビの収穫は、手作業で行います。
穂から30cmくらい下の茎を、鎌でバサッと刈っていきました。
今年も、たくさん獲れましたよ!
収穫後は、わらで束ねてはざ掛けします。
この後、状態をみながら半月ほど干してから、脱穀・調整に入ります。
その様子は、また次回に!
次は、8月に収穫済のもちキビの脱穀です。
もちキビは一番収穫時期が早い雑穀で、
種をまいてから約110日で収穫できます。
雑穀の生長は早いですね!
こちらが、収穫して干したもちキビの穂。
写真右側にうつっているのが、収穫したもちキビの山です。
今年も豊作♪
今度は、もちキビの穂をアップで。
籾の間からのぞく茶色い粒、見えますか?
これがもちキビです。
もちキビの粒は黄色いですが、精穀前は茶色の殻に包まれているんです。
ツヤツヤして美しい!
見とれてしまいます。
そして、この機械で脱穀します。
「ハーベスタ」と呼ばれる、脱穀専用機です。
※「BIG大島」って、まさかこれは大島農縁さんの特注!?
と思ったら、そうではなくて、偶然この名前だったそうです(!)
ちなみに、今はコンバイン(刈り取り+脱穀ができる機械)が主流のため、
ハーベスタは中古でけっこう安く手に入るんだそうですよ。
3万円くらいだとか。
脱穀機にかけた後は、
ふるいにかけて大きなゴミをとり・・・
そして、さらに「トーミ」という機械にかけて
小さなゴミをとりつつ粒をわけていきます。
この機械は、昔の「唐箕(とうみ)」の電動版。
風で小さなゴミを吹き飛ばし、さらに
重くてしっかりした粒と、軽い粒にわけてくれます。
出荷するのは、重くてしっかりした粒(右側)。
軽い粒は自家用にするそうです。
ハザに掛かった状態から数時間で、
約150キロものもちキビの脱穀が終了!
さすが、機械の力は偉大ですね。
以前、板に荒縄を巻いて、それにこすりつけるという
手作業での脱穀をしたことがありましたが、
「この量を手作業でしていたら、春になっちゃうよね〜」。。。
そして、改めて感じたのは雑穀の生命力!
人間より背が高くって、
茎も太くてしっかりしていて、
まさに「一粒万倍」の子孫を残す、生命創造エネルギー。
雑穀の実る畑に立つと、
もう理屈なしに、そのエネルギーを感じます。
あの、ちいさなちいさな雑穀の一粒に
これほどの生命力がつまっているのか〜〜〜
これを何千粒も毎日食べてたら、
元気になるの当たり前だよね!
って。
最後に、おまけです。
1日目は雨だったのですが、
もちキビの脱穀が終わったちょうどそのとき
雨がやんで、なんと・・・
きれいな虹が!
しかも、端から端までクッキリ!
雑穀の豊作をお祝いしてくれているかのような
美しいプレゼントでした♪