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未来食つぶつぶ 公式ブログ

本当に、心から、まぎれもなく美味しい / 高橋万帆(3/3)

わたしは今までに、海外での長期滞在を

3回経験したことがあります。

 

最初は、高校生の時。

 

南米ペルーのクスコという町に

1年間のホームステイ。blog_mo_maho

 

2回目は、大学のとき。1年間のメキシコ滞在。

 

そして3度目は、夫の海外赴任で、

子供を連れてパキスタンに3年半。

7人もの使用人がいる生活。

 

高校2年の時、

希望のステイ先を北欧のフィンランドかデンマーク

として交換留学の試験を受けました。

 

でも、合格通知と共に届いたステイ先は、

南米、ペルーのクスコ。

 

太平洋戦争で、日本は悪いことをした、

とずっと教えられてきたので、

海外に行ったら、

そのことを非難されるのではないか?と心配しながら、

スペイン語がまったくわからないことに

不安を感じながらの出発でした。

 

でも、現地について、会う人会う人から出てくる言葉は、

「トヨタ、ミツビシ、ホンダ」。

 

そして、日本は戦争に負けたのに、

勤勉に働いて今では世界一裕福な国になってすごい!

という評価。

 

 

当時の私にとって、日本の生活ではありえないことが

沢山起こるペルーという国は、本当に何でもアリ!の場所でした。

 

学校の先生たちのストライキで、

授業が1か月以上も休みになってしまったり。

 

街の広場で労働者のデモがあって、

催涙弾がバンバン飛び交っていたり。

 

ある日パン屋さんにいったら、インフレのせいで

パンの値段が昨日の倍になっていたり。

 

デモのせいで、旅行中の列車が最終目的地までつかないまま

止まってしまったり。

 

離陸時間前に飛行機が飛び立ってしまったり。

 

 

私自身も街の英語学校で

日本語のクラスをやってみないか?といわれ、

生徒はみんな私より年上、という面白い状況で

日本語を教えたり。

 

観光客のための日本語ガイドがいないから、

学校の授業を休んでもいいから手伝いに来て、と言われたり。

 

こんなことあり?と思うことばかりでしたが、

流れに身を任せいろんなことを楽しみました。

 

 

はじめてのアルバイト、はじめてのディスコ、

はじめてのデート、はじめての一人旅、

色々なはじめての体験。

 

1年間という時間の制約があったから余計、

やりたいことは何でもやってみよう!

と楽しんでいました。

 

ホストファミリーの環境も、またちょっと変わっていて

夫と別居中の35歳のお母さんと

16歳と15歳の娘2人の3人家族。

 

お母さんは腎臓病の持病があり、

しばしば入院をくりかえし、

その時には子どもだけで過ごしたり、

お父さんが留守番に来たり。

 

「へー、こんな状況でも、ホストファミリーを引き受けて

OKなんだ」とこれにもびっくり。

 

でも、私にはとても居心地がよかったのです。

彼らは、何のしばりもなく、全く一人の大人として

色々なことにチャレンジさせてくれました。

 

 

何でも親に許可をもらう生活から

自分で決断してどんどん動く生活への大転換、

最高でした。

 

夜になると水が止まってしまうのでトイレに行けなくなったり、

しょっちゅう電気のヒューズがとんで自分たちで修理したり。

でも、生活の中で見える部分が多いので、

知恵を絞って自分たちで何とかできる、

という感覚がありました。

 

日々の暮らしの中では、不便ではありながらも

物事がどこから始まってどこに流れていくのかが

よく目に見えました。

 

自分で自分の生活を作っていく、

という実感がありました。

 

市場に行って、新鮮な野菜や果物を量り売りで売ってもらう。

学校の売店で揚げたてのパイを買って食べられる

 

しょっちゅう親戚で集まって、おばちゃんが得意の

アップルパイを楽しむ。

 

修学旅行や卒業パーティーの資金集めのために、

人が集まる機会ごとにケーキや軽食を作って販売する。

 

 

こんな生活の中からわたしの中で

何があっても大丈夫、何とかなる、何とかできる、

という気持ちがむくむくわいてきました。

 

遠く離れたからこそ、

日本の家族のありがたさを感じ

日本の良さも沢山感じられるようになりました。

 

おかげで、帰国後も、のびのび、そして

大学のときには1年間メキシコで暮らしました。

 

メキシコでは、大学の授業などのしばりもありましたが、

それでも、興味のあるところへは足を運んでみる、体験してみる

というフットワークの軽い生活を送りました。

 

メキシコの民族舞踊を教えてくれる学校にも通い、

各地の、バリエーション豊かな「バイレ(踊り)」を楽しみました。

メキシコだけでなく、エクアドルやボリビア、チリ、

アルゼンチンなどを

時にはまんまと騙される経験もしながら、

ぐるぐるバスで旅行しました。

 

のびのび心の趣くままに、何にでも挑戦し

はじけて楽しむ。

 

 

「ああ、これがホントの私!」

 

 

 

いつも思い出に残ったのは、どこに行ったか、よりも、

どんな人に出会ったか?でした。

 

色んな人に出会い、1人と1人が仲良くなれば

戦争なんて起こらない、と実感しました。

 

私は、小さいころから、広島・長崎の原爆や、

アフリカの飢餓の写真を見ると

 

一日も早く世界中が平和になるといいなと思い、

世界中の人が笑顔で過ごせるようになるために

「私も何かしたい!」と思ってきました。

 

その一方で、日本は豊かな国だと言われるけれど本当かな、

と毎日の生活に何となく違和感を感じていました。

 

安全な食品を手に入れるのは結構苦労するし、

アレルギーや病気の人も沢山。

 

育児がストレスになるお母さんや、

ゲーム漬けの子どもの毎日。

 

仕事や老後の心配に追われて

本当に豊かさを満喫しているようには思えない生活。

 

 

問題だらけに思えるこんな毎日から、

 

「一体どんな未来を目指したらみんなが幸せなんだろう」と、

 

求める未来のカタチが分からずに過ごしてきました。

 

 

私の正義感は、行き場がなくなって

家庭内での家族への正しさの押しつけという形で

現れてしまいました。

 

母と同じように、

わたしの中にある二面性

その一方が膨らんで、

すっかり自分を見失っていました。

 

ちゃんとやってるはずなのに、どうして苦しいの!

 

 

 

結婚したての頃、近所の自然食品店で配布していた

ブックレットに久司道夫さん(クシ・マクロビオティック)の

インタビュー記事が載っていました。

 

「食べ物で世界平和を!」という内容だったと思います。

 

その時の私は、

「食べ物で世界が平和になるなんて、

そんなことあるはずないじゃん、大げさだよー」と

つぶやいていました。

 

 

同じころつぶつぶのセミナーのチラシも手にして

 

 

「何で料理のセミナーがこんなに高いの!」

 

とチラシをもとに戻した記憶があります。

 

 

 

ところが、

私の正義感はつぶつぶを学んで完全に満たされました。

そして、つぶつぶを実践していくうちに

どんどんほどけて行きました。

 

そして天女セミナーをきっかけに

パワフルなわたしが

本当の意味で目覚め始めました。

 

 

実は、とっても大事だったのは、

「本当に、心から、まぎれもなく美味しい」と思ったということ。

感動があったこと。

 

今ではつぶつぶ料理のこの美味しさが、

すべての答えを教えてくれていることを確信しています。

 

大地の恵みの穀物と野菜が、

こんなに美味しくて体も心も満足させてくれること。

 

こんなおいしさを地球が私たちに与えてくれていること。

 

それを考えると、

理屈抜きに嬉しい!と喜ぶ気持ちと、

ありがとう!という感謝の気持ちで

いっぱいになります。

 

この気持ちが少しずつ広がっていけば、

世界は愛♡感謝♡歓び♡であふれかえります。

 

 

 

311以後、「伝えたい!」とより強く思うようになりました。

 

 

今の私たちの生活には、原発以外にも、

様々な食の問題、医療の問題が山積みです。

 

でも、私は、

体が喜び、心が喜び、そして地球が喜ぶ、つぶつぶへの転換で

それを解決していけることを確信しています。

 

 

「美味しいつぶつぶ手料理で世界を変えよう!」

 

 

 

というつぶつぶグランマゆみこの呼びかけに応えて、

つぶつぶマザーになる決心をし、

2012年7月からミラクルキッチンを始めました。

 

 

「やりたいことを思いっきり楽しんで

悔いのない人生を送ろう!」

 

 

と思います。

 

 

9月にあなたに会えるのを楽しみにしています。

 

 

つぶつぶマザー

高橋万帆

 

つづく(3/3)

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つぶつぶは

  1. 私たちが雑穀につけた愛称
  2. 雑穀が主役のビーガン食スタイル「未来食」のこと
  3. 生命のルールにかなう生き方の提案
  4. 私たちフウ未来生活研究所の多彩な活動の愛称
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