【食からひもとく世界 vol.29】チャイナ・スタディー/真の栄養学への国を挙げての更新を厚生省に要求しよう!
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこ公式ブログ「輝いて生きる 〜食と生き方のレシピ〜」の連載記事「食からひもとく世界」を編集して掲載しています。連載一覧はこちら
未来食創始者 大谷ゆみこ
日々、つぶつぶ料理を楽しむ感動のプロセスからの小さな気づきがいつしか、この世界の仕組みを知ることとつながっていました。
私の手で、生命エネルギーを思うように扱える楽しさ。その結果を予期する楽しさ。エネルギーに満ちた言葉に表せない「うまさ!」を口にした時の全身が小躍りするような満足感!その幸せを分かち合う歓び、伝えます。
中国政府は1973年〜1975年に、8億8千万人を対象とした12種にわたるガン死亡率に関する調査を行いました。この調査の結果、どの地域に特定のがんのタイプが多く、またほとんどガン患者がいない地域はどこかということを示していました。
このデータを元にして、1983年〜1988年にかけ、中国予防医学研究所、オックスフォード大学、コーネル大学による、食習慣と病気に関する膨大な調査が行われました(共同研究)。その指揮をとったのがキャンベル博士です。中国全土と台湾から1万6千700人を対象にして「食事と健康状態、ライフスタイル、社会的経済的特徴に関する1367項目」を調査しました。
その結果、植物性の食べものを最も多く摂取していた人々は、健康で慢性の病気から逃れる傾向があることと、ガンは食生活が原因であることがハッキリと証明されました。このデータは多くの業界とそれに密接する政府からの圧力によって封印されていましたが、博士によって2005年に、「the China Study」として出版され、邦訳も出ています。
日本の栄養学を、国を挙げて真の栄養学に進化させるための建白書の作成提出が私たち大人の責任ではないかと深く感じています。
おわり
大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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