【食からひもとく世界 vol.1】台所こそが、最高に生命創造のエネルギーに満ちた場
*この投稿は未来食創始者 大谷ゆみこ公式ブログ「輝いて生きる 〜食と生き方のレシピ〜」の連載記事「食からひもとく世界」を編集して掲載しています。連載一覧はこちら
未来食創始者 大谷ゆみこ
日々、つぶつぶ料理を楽しむ感動のプロセスからの小さな気づきがいつしか、この世界の仕組みを知ることとつながっていました。
私の手で、生命エネルギーを思うように扱える楽しさ。その結果を予期する楽しさ。エネルギーに満ちた言葉に表せない「うまさ!」を口にした時の全身が小躍りするような満足感!その幸せを分かち合う歓び、伝えます。
最初に気づいたのが、それまでただの料理用ツールだとしか思っていなかった「火」と「水」が、じつは、この世界を創造し続けている原初の2大エネルギーに直接繋がっている場だったのです。
それは衝撃的な気づきでした。それまで、台所は家の隅や暗い場所にある義務でごはんを作らなければならない空間、食品のストックスペースくらいに思っていたからです。
料理は、この宇宙を生み出し維持し動かしている2大エネルギーを使って、鍋の中で新しいエネルギーを生むプロセスだったことに気がつきました。
「火加減」というコトバがありますが、「加減」の意味は足し引き算なので、つまり、これらの言葉は、料理は、「火」という熱や凝縮のエネルギーを足すのか引くのか、「水」という冷却効果やゆるむエネルギーを足すのか引くのかというプロセスだということを端的に表した日本語だったのです。
つづく
大谷ゆみこ
未来食創始者
株式会社フウ未来生活研究所 CEO
1982年から生命のルールに沿ったおいしい「料理のデザイン」と ワクワク弾む「心のデザイン」という分野を開拓し、先駆的な活動を続けている。雑穀が主役の健康をもたらすおいしい食システム「未来食」を提唱。つぶつぶクッキングとして3000レシピ以上を創作。1995年に誕生した「未来食セミナー」のプログラムと「つぶつぶ料理教室」を全国展開し、日本各地の何千という人々に家族ぐるみの健康と幸せのスキルを伝え続けている。
暮らしの拠点は広葉樹林と七色の雑穀畑に囲まれた「未来食ライフラボ/いのちのアトリエ@山形」
日本ベジタリアンアワード第1回ビーガン賞、第2回大賞、第3回料理家グループ賞。日本で2人目で女性初の日本ベジタリアン学会認定マイスター。日本ベジタリアン学会理事。
『オトナ女子は人生を”食”で奏でる』『未来食7つのキーフード』『野菜だけ?』『つぶつぶクッキングSTARTBOOK』など著書多数。
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\日本人として凛と生きる/
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