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未来食つぶつぶ 公式ブログ

子育てから正しさの罠にはまって / 高橋万帆(2/3)

思い込みのコンプレックスや母親譲りの心配性という

ネガティブな性格を抱え、

妥協したり、悩んだりもあったけれど、

 

じつは、私、子どもが生まれるまでは、結構好きなことをやって、

はじけて楽しんでいたことを、

つぶつぶが思い出させてくれました。blog_mo_maho

 

それまでのわたしは、

いつのまにか、間違えることが恐くなっていて

いつも教えられたとおり、

正解通りにやろうとしていました。

 

「正しい行為」こそが、みんなに幸せを運んでくれる、

とずっと思っていました。

 

そして、ネガティブな自分の記憶ばかりを集めて

編集して、妥協の言い訳にして生きていました。

 

いざという時に、自分が傷ついたり

ショックを受けたりするのを避けるために、

いつも、最悪の場合を想定して身構えていました。

 

整体に行くと、

 

「頭が固いですよ

もっとリラックスして柔らかくしてください」

 

と言われるようになりました。

 

ヨガやストレッチなどで脱力して、と言われても

どうしたら脱力出来るのか、わからない。

 

頭を柔らかく

体を柔らかく

・・といわれても、どうしていいのか分からない。

 

ずっと、頭も体も固い自分が、嫌だなあ、

と思っていましたが

それは、心配癖のせいだったんです。

 

例えば、旦那が海外に出張に行く時は、

旦那が赴く地域の治安の問題もありますが、

 

いつ事故があるか分からない

現地で何があるか分からない

 

と思って過ごしていました。

 

いつも緊張していたから、

体も頭もリラックスできなかったんです。

 

 

 

「いったいいつからこうなっちゃったのか?」

 

 

 

そう、子どもが出来てからです。

 

 

明日のメルマガで書こうと思っていますが

わたし自身は怖いもの知らずに

思いっきりのびのび自由に生きてきたのです。

 

それなのに

子どものことになったら、

「正しさ」スイッチが入っちゃったのです。

 

「子育ては責任重大、きちんとやらなきゃ」

という意識で自分も子供も縛っていた

わたしがいました。

 

母乳育児が正しい

と思ったから、涙流しても母乳で頑張りました。

 

特に長男のときは、

おっぱいが全然うまくあげられなくて、

この先の子育て、本当に大丈夫だろうか?と。

 

ずっと自信がありませんでした。

 

一方で、ミルクもあげてるけど、

ほんわかやさしい雰囲気で

子育ての時間を本当に楽しんでいるお母さんもいて

「私は正しいことしてるのに、何なんだろう」と

感じるときもありました。

 

 

食に関しても迷いながら、正しさに縛られていました。

 

何で毎日肉や魚がなければ、食卓が整わないんだろう。

少し前の日本では、こんなにお肉やお魚は食べていなかったはず。

昔の食生活はどんなだったのだろう。

ベジタリアンの人は何を食べているんだろう。

 

と、湧きだす疑問に迷い、

 

添加物・農薬・遺伝子組み換え食品など、

いろいろ問題があって大変。

 

美味しくて満足のいくものをつくろうとすると、

カロリーたっぷり油いっぱい、

でも、健康に気をつけるとなんだか今一つ

満足がいかない感じ。

 

 

バランスよい食事が理想だけど、

カロリー計算や一日30品目の世界は、

細かすぎて私には絶対無理。

 

手作りのおやつを作りたいけれど、

何でこんなにバターやお砂糖がたっぷり入るの?

洗い物も大変。

 

と、言い訳しながらどうしていいかわからない!

 

 

 

自覚していませんでしたが、ずっと

「正しくておいしい食」を求めていました。

 

だから、つぶつぶに出会ったのですね。

 

 

つぶつぶの考え方を知り、

安全な食品やバランスのとれた献立に関する心配事は

全て吹っ飛びました。

 

そして、つぶつぶがあれば、個人の健康の問題だけでなく

飢餓や環境問題といった世界中の問題も解決することが出来る、

と目の前がパーッと明るくなりました。

 

 

そして、実践と学びが進むうちに

何より一番自分を縛っていたのは、

すべてを「正しい」「正しくない」、「良い」「悪い」

で判断する生き方だったことに気づきました。

 

「こうあらねばならない」「こうすべき」ではなくて、

「居心地がよい」「直感でよい」と感じるものを選択してよい、

という気づきは、本当に大きなものでした。

 

「こうすべき」という行為は、

その他の価値観を一切受け入れない、

排他的なものだと初めて気づいたのです。

 

自我が芽生えてきた息子は、そのあたりを

敏感にキャッチして、つぶつぶ拒否という

サインを送ってくれました。

 

おかげで、つぶつぶを食べて、どんどん自由になるはずが、

正しい食という意識のために、逆に世界を狭くして

しまっていたことに気づくことができました。

 

6年生の時、2週間のキャンプに出かけた息子は、

帰宅後、「あーごはんが食べたい」と数日間、

雑穀入りのどんぶり飯を食べ続けました。

 

その時に、これでいいんだ、体がちゃんと

つぶつぶを求めるようにできている。

 

つぶつぶで大丈夫。

心からそう思えた瞬間でした。

 

 

 

「美味しいものが体にいい」

 

 

つぶつぶが目指すのは、体のしくみや

自分をとりまく世界のしくみを知って、

まじめに正しく、ではなく、

よりしなやかに、自由に、大らかに生きること。

 

 

このことを、本当に理解し始めたのは、

この頃からでした。

 

子育てについても、正しい、を基準にするばかりに、

これであっているのかどうか、いつも迷っていました。

子どもに対して、この対応でよかったんだろうか、

もっと毅然とした態度をとるべきだったかも、

あるいは、もっと言い分を聞くべきだったか・・・

 

たくさんの情報の中で食に関して迷ってしまうのと同じように、

子育てや人生に関しても外からの情報に惑わされ、

新しい情報が入ってくるたびに、

今までの確信が揺らぐ、ということの繰り返しでした。

 

それが、「正しいかどうか」ではなく、

自分も相手も居心地がよいかどうか、

そこで判断してよいということが分かって、

今まで難しく考えていたことが、

すべてするすると解けていきました。

 

 

今までの子育ての選択を、振り返ってみると

沢山ある情報の中から、

自分が好きなもの、都合の良いものだけ選び取って、

 

それなのに、自分が選んだものが

「正しい」もの

という意識でいました。

 

「正しい」ものだから、と、

家族に対して、押し付けになっていました。

 

冷静に考えれば、自分の中が本当に無秩序のまま、

外に情報を求めて、好きなものだけ選び

それを「絶対的」みたいにして正義を振りかざし

それでいて、どこかに違和感を感じたり迷ったり、

 

感情に流されて

子どもにも厳しくしたり、甘くしたり。

子どもにすれば、混乱しまくりだったと思います。

 

「ものわかりのいい母」

「自然派子育てで、のびのび子どもを育てる母」

を理想としていました。

 

「ものわかりのいい母」だから、

口では「いいよ」といっても

顔は怒っていたりということが

よくあったと思います。

 

 

例えば、

 

市販のお菓子をたまには食べてもいいよ、

と言いながら、心の中では

「何でそんなものを美味しいって言ってたべるのよ!」

 

いろんなパターンで、そんなことの繰り返し、

 

そして、子どもたちに言っていることと

思っていることの不一致が続くと、

突然爆発したりもしていました。

 

自分が子どもの頃に我慢していたようなことを、

わが子が我慢しないと、無意識に腹が立って怒ってしまう、

ということも多かったなあと思います。

 

そして、息子には

「お母さんはいつも自分が正しいと思っている」

(→これは子どもの私が母に思っていたのと同じ気持ち)

と言われていました。

 

他の人に対しては、寛容でいられるのに

子どものことに関しては、

私が思ったようになってほしい、

と思ってしまう。

だから感情もぶつけてしまう。

 

妥協してきたいろんなことの正しさを

子供にぶつけていたのです。

 

 

 

これって、わたしじゃない!

 

 

 

わたしは、つぶつぶに出会ってはじめて

素直に自分の頭の良さや

口の達者さを長所と思えるようになりました。

 

 

つぶつぶのレシピをいろいろ試しているうちに、

基本のシンプルな食材があれば、

たいていのものは自分の家でつぶつぶ流に作れる、

ということが分かってきました。

 

ドレッシングやソースも買わなくてOK.。

カレールーやシチューの素も必要なし。

漬物やキムチも自家製で大丈夫。

スイーツをつくるのも簡単なので、パイ生地も家で手作り。

 

色々なものを買いに行かなくても、

自分で作れるから大丈夫。

 

 

あれも買わなきゃ、これも買わなきゃ、

という生活をしていた時は、

買ったものがどんなふうに作られているのかもよく分からなくて、

常に何かに依存していないと生きていけない

という無力感がありました。

 

それが、自分の生活を支えてくれているものの

しくみが分かってくると、とても居心地がよくて、

自分で自分の生活を作っている、

という実感がわいてきて、ワクワクしてきました。

 

 

「やれば何だってできる!」

 

そしてだんだんと自分はこれでいいんだ、

という軸が出来てきて、

 

「何があっても大丈夫」

 

という気持ちがよみがえってきたのです。

 

 

つぶつぶマザー

高橋万帆

 

つづく(2/3)

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  3. 生命のルールにかなう生き方の提案
  4. 私たちフウ未来生活研究所の多彩な活動の愛称
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